
天啓のパルティア 時の女神は戴冠する (B’s‐LOG文庫)
月の託宣を受け、帝国の未来を占う姫巫女・パルティアと
完全無欠王子・ハルバートの、第3作。
前回はパルティアの出生にまつわる謎がメインでしたが
今回はハルバートのメインのお話。
ハルバートの成人を間近に控えた時期、不思議な蛇にかまれ
国王は危篤に。
やがて見つかるハルバートと填世結社のつながりを示す書類。
ハルバートの腹違いの兄・ガイエン大公を後押しする人々。
ハルバートは詮議の場にかけられ。。
1巻から示唆されていた国王とハルバートの溝、
吟遊詩人・ラグーの秘密が明らかになる巻。
パルティアの秘密ももうひとつ明らかになっています。
だんだん受難度が高くなっているハルバートと
二人の絆を感じました。

天啓のパルティア 暁の魔女は夢をみる (ビーズログ文庫 ま 1-2)
月の託宣を受け、帝国の未来を占う姫巫女・パルティアは
その占いによって王子・ハルバートの婚約者になった。
国の民を思いやり、行動する二人は
占いで定められた婚約とはいえ、仲よくすごしていた。
国がお祭りにわく中、パルティアは託宣を告げた。
「暁の魔女が目覚め、飢餓も嘆きも遠ざける」と。
しかしこの託宣の後、パルティアが何度も襲われ。。。
シリーズ化ということで、前作ではちらりとだけ触れられた
パルティアの過去や、国の内部の民族問題などが
お話の主軸になってきています。
パルティアの元同僚の巫女で友人のメルキアが侍女になったり
登場人物も増えてきています。
公務に熱心すぎるハルバートにパルティアがやきもきしたり
ハルバートが独占欲を見せたり。。。
二人の関係もいい感じです。
前作がすごくよかったので、このシリーズ化は嬉しい。
次作も楽しみです。