
パイレーツ・ロック 【VALUE PRICE 1500円】 [DVD]
邦題が、「パイレーツ・ロック」で、原題も、「The boat that rocked(ロックしたボート)」なので、“ロック””主体の物語を期待してしまいますが、違法ラジオ局のDJを中心に、“60年代イギリス”を感じる映画です。 カラフルなファッションを見ているだけでも楽しいです。 海賊ラジオ局を取り締まる当局との戦いや主人公の一人の父親探しの語はあってないようなものなので、「物語」として期待しない方がいいです。

パイレーツ・ロック [DVD]
私はこの映画大好きです。
くだらなさは半端ないし、確かにラストの展開はありがちかもしれないけど、
そこも含めてこの映画のメッセージなんじゃないでしょうか。
つまり、音楽を届けることに命をかけてた人たちの、「真剣な」ばからしさと、それに基づいた友情。
それがこの映画が伝えたかったことだと思います。
真剣にバカやってて、その結果がラストに現れたのだから、そこに意外性を求める必要は全然ないと私は思う。
私はあのラスト本気で号泣してしまいました。
「こいつらなんてバカなんだろう・・・!」って思いながら。
音楽の使い方にも文句はないです。
映画館で思わず踊り出したくなっちゃいました。
感じ方や考え方は人それぞれあるかもしれないけど、上っ面のおかしさや下品さ、ノリの良さだけの映画では絶対ない。
観て損はないです。