セレブレイション~マドンナ・オールタイム・ベスト(2枚組)
マドンナと同じ年に生まれ、マドンナ初期の作品(ライク・ア・プレイヤーごろまで)はラジオやTVでよく見聞きし、その後は横目でちらちらとマドンナの動向を観察してきた、コアなファンではない者の感想だが、他のレビュアーの方が指摘しているようなエディットのことがわからないからか、2枚のディスクにぎゅうぎゅう詰め込まれた36曲を楽しむことができた。特に初期の曲は本当に懐かしい。そして、全36曲の流れの中で古い曲が浮いていると感じることはない。
リマスターされた重量感ある音で、常に時代のダンス・ミュージックの第1線に立ち続けた、彼女の卓越したセンスと潔いこれまでの生き方がよくわかる。世間を挑発しつつ、自分に対して厳しいストイックな姿勢は、ミック・ジャガーに通じるものを感じる。彼女なら路線がぶれることなく、今のミック・ジャガーの年齢になっても活躍し続けるだろう。そのような期待を抱かせる作品だ。
ジャケはアンディ・ウォーホールの作品マリリンを想起させて面白い。ただ、ディスク2枚全曲聴き続けるのは体力がいる。ご同輩、彼女のように体を鍛えていますか?
ライヴ・フロム・ロンドン [DVD]
パッケージのケバさに(笑)躊躇してると損しますよ♪
動くメンバーは本当美人です☆
野外でのライブパフォーマンスに加え、1stアルバムからのシングルビデオ全6曲も収録されているだけで買う価値あり。
ライブの方は特別派手な演出はありませんが、メンバーそれぞれのダンススキル、Nicoleの生声←激しいダンスだけどしっかり歌ってる。
を堪能できます◎
メンバー紹介も含めた
《Show Me What You Got》
のパートは面白いですね。
そして注目は手抜き一切なしのミュージックビデオでしょう。
ここまで手の込んだ作りに感心します!
中でもSnoop Doggを客演に迎えた
《Buttons》では、グループのルーツでもある魅せるダンスパートが組み込まれていて完成度高し。
リハーサル風景を再現したように歌い上げる
《Stickwitu》は昨今稀に聴く美メロだし、
《Wait A Minute》では探偵?に扮したメンバーとティンバの掛け合いが絶妙◎
ファッションにも目を惹かれますが、セクシーでありながらいやらしさのないクリーンさがPCDの良さ。
フィットネスにも通じるダンスのおかけでとても健康美です。
メンバーのインタビューも収録されてますが、こちらではそれぞれがそれぞれを認めあって尊敬しているのが感じ取れます。
CDだけでは感じ取れない躍動感を是非ともオススメ!
F.A.M.E.
正直例の事件の後、Chris Brownはもう厳しいのかなと心配しました(事件の内容が内容でしたし
直後に出た力作「Graffiti」のチャートアクションもイマイチだったので)。
でも初心に還ってMixtape攻勢で頑張ったのが功を奏した様でこうして無事に新作も出しシングル
共に大ヒットという結果も出て本当に良かったと思います(BETアワードでのMJトリビュートの
パフォーマンスも素晴らしい後押しになりました)。
内容的には他の方が詳しく触れて下さっているので重複するようで申し訳ないのですが、本当に
今作は良い出来で力作に仕上がっていると(50歳近い私も)嬉しくなりました。
まだ少年で甘酸っぱさ満載だった1st、青さを残しながらも更に派手に展開しようと頑張った2nd、
内容は充実していながら事件直後で結果を出し切れなかった3rd、本当に今回は勝負作でした。
Mixtapeから大ヒットとなった(1)や(3)(向こうでBSとボヤかしているのに日本語でブルシットと
そのまま表記するのはどうかなとも思うけど)、ベテランBustaの畳み掛けラップが強烈な(4)
(余り聴かないけどWeezyもファストフロウ上手いのね)、MJのヒューマンネイチャーというより
はSWVのライトヒア[Human Nature Remix]のリメイクといった趣の(5)等前半は聴き逃し厳禁
のナンバーが並びます((4)にもシビれたけど何気に優しい(2)も良曲です)。
後半も勿論Good!でユーロビ・・いやクラブ系が余り馴染めない私もこれは良いと思った(7)や
どことなくPhil Collinsのテイクミーホームを思わせる今をときめくJustin Bieberとの(8)等
聴き所が満載です(Ludaがいつものラップを聴かせるスローな(10)も良い!)。
Benny Benassiとのアップ(13)で一旦は幕を閉じますが、日本盤ではその後6曲がプラスされて
います(ちなみにUSのDelux盤では(17)まで収録)。
このボートラ群がイマイチなら何ですが、それぞれ良い出来で無視出来ないとなれば今回は
日本盤を買って正解だと思います(勿論個人的見解ですが)。
今が旬?のWiz Khalifaが参加した音作りも面白い(14)、The Gameが絡む(15)(ちょっと最近
The Game元気無い?)、御大Timbalandを迎えた(Big Seanも参加)ドカドカリズム?が渋い
(16)、この優しさがChrisらしくてホッとする好曲の(17)、そして日本盤ボートラの(18)は
シンプルながらもダンサブルで良い出来です(ラスト(19)はChipmunkに客演した曲です)。
そんな感じで全19曲、Chrisの再スタートを切るには最高の内容になっていると思います。
彼の新しい門出を祝って・・・星5つ!!!
(ところで件の(4)の彼らの機関銃ラップに訳詞をつけた日本盤スタッフにも拍手!)
ドリーミング・アウト・ラウド
たまたま、J-WAVEを聞いていたら流れてきたのが、「apologize」でしたが、なんとも冬っぽいメロデイーとボーカルのこれまた透き通る冬声?(洋版;徳永英明?)が素敵です。この曲聴きたさに、衝動買いしましたが、他の曲もなかなか良かったです。
買って損はないと思います。
CELEBRATION [DVD]
(2009/10/15加筆・編集)
早速見てみました。
思ってた以上に映像は綺麗ですね!そして音が良い!!
デジタルマスターでかなり良くなってると思います。
もう見れないかと思っていたリヴ・トゥ・テルのPVがこんなに綺麗に見れるとは・・。
収録曲や映像について色々意見がある方も多いでしょう(私も不満が全く無い訳ではないです)が、
マドンナのように沢山の作品を残していると、様々な事情も重なって
万人が納得する内容の物を作るのは難しいのではないかと思います。
(決してメーカーの肩を持つつもりはありませんが)
80年代のマドンナが好きな自分は買って概ね満足でした。