小悪魔セックス (ベスト新書)
穂花さんの今まで経験したセックスなどを通じて
お互いに楽しむための営みの姿勢を素直に語っています。
女性目線で書かれていて、AVと実際の営みとの違いなど
パートナーとより良い関係を築きたい人達にとって、
参考になる部分も多いように思います。
穂花流なので合う合わないは当然あります。
穂花流の前戯から挿入までの流れを赤裸々に語ってます。
文体は口語に近い感じで、穂花さんがトークしたものを
文字に書き起こした印象があります。
お試しになられる人は、
あくまで穂花流であることを忘れずにね。
穂花 「籠(かご)」―BIOGRAPHY OF HONOKA
2008年にAV女優を引退した穂花(ほのか)のこれまでの道のりを綴った一冊。
10年以上も前に永沢光雄のルポルタージュ『AV女優』(1996年)と『おんなのこ―AV女優〈2〉』(1999年)を読んだとき、まさに「不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」としか形容のしようがないほど壮絶な生い立ちを抱えたAV女優たちに愕然とした記憶があります。貧困と自堕落な保護者。おおむねこの二つのキーワードがAV女優たちの業界入りの背景に共通項として存在するのだなと感じたものです。
そしてまたこの穂花の『籠』を読む限り、10年前も今もAV女優の事情に変化はないようで、そのきわめて激しい人生の道のりには言葉が出ません。
幼い兄が心臓の病を抱えて生まれたために母が治療費に苦しんだこと。やがて母が遊蕩生活によって借金を膨らませたこと。一家離散によって施設に預けられるも母の恋人に誘拐されて放浪生活を送ったこと。幼児性暴力の被害に遭ったこと。新しい養父に暴力を振るわれたこと。家を出るために寮生活の送れる看護師の学校に通ったこと。リストカット。看護師として上京後、スカウトをきっかけにだまされてAV業界に身を置くことになったこと…。
その人生のひと刻みひと刻みの苛烈さに、頁を繰る手と心に痛みと痺れを感じないではいられません。
「『私の職業はAV女優になっちゃったんだ』って初めて実感した。」(19頁)
東京の一人暮らしの部屋に帰ってぽつりとこぼす著者の言葉に胸を衝かれます。
しかし彼女はAV女優として人気と知名度を上げるにしたがって、ひとつの決断をします。
自分をだまして業界に引きずり込んだ社長と対峙し、AVを続けるのであれば言われるままの仕事をするのではなく、自分で作品を選ぶことを条件として提示するのです。
AVをやめた後に普通に就職した元女優たちが激しいストーカー被害に遭うという現実を彼女は目にしています。ですから普通に就職する道が自分にはもはや断たれてしまったことを受け入れ、芸能界で次のステップを踏むためにAVでの自分の仕事を主体的にコントロールしていこうと決断するのです。
その決断は、私たち“普通に就職した”読者には必ずしも同意しかねるものかもしれません。ですが私は、人が一つの決断をするときの凛とした勇気をそこに見て、心震える思いがしたのもまた事実です。
AV引退後、まだ道半ばでもがき続けている著者が、いつの日か自他ともに納得できる女優として立つことができれば。
そう思いながら閉じた書です。
HONOKA Maximum―穂花写真集
2007年の作品。パーフェクト・ボディ穂花のヘアヌード写真集。
首の長いノーブルな顔立ちの美形、ハリのある乳房、メリハリのあるウエストから量感のある美しいヒップは、ほとんど完壁なラインを描いています。
ほとんどのカットが一糸纏わぬ大胆さで、気持ちいいくらい出し惜しみ無し!
個人的には下着姿のカットがもう少しあった方が、興奮が高まったと思います。
それでも、後ろから抱きしめて、両手でもみしだきたくなる穂花の乳房は絶品です。