花よりも花の如く 8 (花とゆめCOMICS)
能の世界にどっぷりと浸っていた憲人が、前々巻から怒濤の俳優デビュー編へ!
憲人の世界が広がっていくのを期待しつつも、少し淋しく感じたり(?)しましたが、9巻ではメイキングということで、いつものように迷い、悩みながら進んでいく等身大の憲人の姿が見られてよかったです。
共演の役者さんやスタッフとじっくりと作り上げていくドラマ作りの裏側が見れて少し得した気分になりました。
藤井淋さんとの友情も生まれつつあり,(地味な?)憲人の周りがどんどん派手になっていくようで、葉月さんとの関係も含め、今後の展開が楽しみです。
次の巻ではまた能の世界にどっぷり・・の憲人が見られるのでしょうか?
待つのは慣れました。成田美名子様、次巻も期待しております。
エイリアン通り(ストリート) (第1巻) (白泉社文庫)
吉田秋生作品に触発されてアメリカものを詠み始めた私にとっては、なんとも甘酸っぱい読み応えだが、
これはこれですばらしい青春物語であると思う。
「アラブの石油王」の息子でアメリカに留学中であり、4年スキップして15歳の大学生、ビバリーヒルズに執事と住み、女装もこなす金髪美形のシャール君の物語。
一条ゆかり先生の『有閑倶楽部』のように、メインキャラたちが様々な事件・問題に関わっていくストーリーかと思いきや、砂漠の冒険や政治的謀略等のエピソードを経て、ものがたりはシャールの【人とのかかわり方】に収束していく。
一見恵まれ、完璧であるようにみえる少年だが、子どもらしくスネたり、恋をしたり。
そんな自分に自分自身が気付いてゆきます・・・甘酸っぱい。
読んで、にこにこしてしまういい話です。
花よりも花の如く 9 (花とゆめCOMICS)
ドラマの収録も無事終わり、
また能役者としての日常が戻る第九巻。
ドラマ出演は憲人の能役者としての日常に変化を与え、
共演者の琳が弟子入りしたり、
葉月と奈良にデート(?)に行ったり。
そして「道成寺」も2年半後に決まり、
出演したドラマの放映日も決定。
あっという間に読み終えました!
今回も楽しかったー!
1年1冊というこのペースがもどかしいくらいです。
もっとたくさん読みたいなー。