
さらば山口組 ~後藤組・後藤忠政組長の半生~
もっとちゃんと本を読んで批評した方がいい。本人に取材してないからノンフィクションノベルになったとは書いてない。読みやすくするためにノンフィクションノベルの形式を取ったと書いてある。
私は面白かった。本人が話しているから真実とは限らない。「憚りながら」が本人の証言とすれば、こちらは周辺取材と資料から探った本人像。果たしてどのあたりに真実があるのか。読み比べると大変興味深かった。

ダンスマニア・スピード・ベスト2001
「武富士」のCMソングを始め、有名な映画のカヴァー曲など、
誰もが知っている曲のスピードバージョンが詰まった作品。
すべてスピードバージョンに仕立て上げられているの最初から最後まで
ノリノリの気分で楽しめます。

サラ金殲滅
「あー、ハイハイ、改正貸金業法や過払い金請求をめぐっての悪徳弁護士の話ね」と通り過ぎようと貴方、それだけじゃありません。須田氏お得意の暴力団と表社会の銀行・企業との絡みの話もしっかりでてきます。

武富士 サラ金の帝王 (講談社プラスアルファ文庫)
この本は「サラ金の黄金時代」に溝口敦氏が取材・執筆されたものですが、低利で資金を調達し驚くほどの高利で金を貸すという手口は「濡れ手に粟」の一言でしょう。
これを見ると金融業というのは一般人から見て大変不思議な商売で「タネ銭」さえあればあっという間に儲けが生まれるという構図がこの本から伺えます。
それだけでは無く、銀行がサラ金を迂回融資等でしっかりサポートしている点も溝口氏は厳しく追及しています。まあ、銀行自体が「品のいい?金貸し」でもありますが。当然ながら現在では過払い請求があり、サラ金が息絶えそうなとこまで来ていますが自業自得でしょう。
ぜひお読みください。

福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実
カバーの写真に驚き購入。読んでみると、この写真の人物が筆者で、背後の建物が水素爆発したあの悪名高き3号機だということが分かる。筆者の潜入手口を読んで、原発の警備の緩さ、恐ろしさがいやというほど分かった。さらに驚きだったのが、作業員肉声。作業員の生の声はほとんど世に出ていないので、一見お価値あり。