
ゴーストハント FILE7「血塗られた迷宮」下巻 [DVD]
このDVD9巻はゴーストハントの5番目のエピソードが収録されている。
第20話「血塗られた迷宮#3」/第21話「血塗られた迷宮#4」
前巻の続き。
前エピソードに引き続き麻衣の見る「夢」が事件を解く重要な鍵を握るようになってくる。
そして明かされる凄惨な真実。

ゴーストハント①旧校舎怪談 (幽BOOKS)
「幽霊屋敷もの」です。
旧校舎に憑いた霊を祓うために、拝み屋が何人も呼ばれ……というふうに、物語が進行します。
普通なら、ここで、次々と霊による怪異が彼らを苦しめる、ということになるのですが。
何も起こりません。少なくとも、霊による災難は何も起こらないのです。いくつかの不気味なことは、すべて説明のつくことばかり。
という、拍子抜けするような展開で、にもかかわらず……。
むちゃくちゃ怖いのです。
ここに作者の真骨頂を見ることができます。
つまり。
幽霊さえ出せば怖い、のではない。
怖いと感じることを、怖いように描くから怖いのだ。
そんなふうに考えたのではないのでしょうか。
あえて幽霊を出さないことにこだわり、そして、みごとにそれに成功しています。
幽霊さえ出せばいい、という凡百の怪談より、はるかに怖い怪談世界を出現させています。
作者のまだかけだしの頃の意気込みと力量を、十分に堪能できる一作です。

ゴーストハント6 海からくるもの (幽ブックス)
本編は、渋谷サイキックリサーチが代替わりの度に身内に多数の死者を出す、能登の吉見家にまつわる心霊現象をを調査する内容です。
話の筋は、漫画版とほとんど変わりませんが、小説版は旧家である吉見家の系譜と古くから立山で信仰される立山信仰のことがページを多く割いて書かれているので、舞台を能登にする必然性がより強く感じられるようになっています。
どちらかというと、心霊的な怖さよりも、人の恨みの深さがもたらす災いの凄まじさと超自然的なものへの畏怖を感じる作品でした。
最後に、この巻の表紙にもギミックが施されているので、本書は就寝前に読むことをお勧めします(笑)。

悪霊狩り ~ゴーストハント CDシネマ 3
とある屋敷へ訪れたナル達。そこでさまざまな事件が起こります。
麻衣の活躍に惚れ惚れします。
そして何と言っても音が1番凄かったです!
夜中に聞いていると、後に誰か居そうな・・・・そんな感じがしてたまりません!
何回聞いても飽きませんでした。
凄く怖かったけど、面白かったです。

悪霊狩り〜ゴーストハント〜 CDシネマ1「ヲリキリさまの鬼火」
旧校舎の話と壺毒の話が収録されています。
これだけの容量を構成し直していてスゴイなと思うのですが、お気に入りのエピソードがことごとくカットされていて(もしくはテンポが変わり笑えなくなっていて)すごく残念な感じがしました。
声優さんを詳しくない私はどれがどの声だったか混乱してしまったりもして…。
ごめんなさい、作品自体はすごく好きなんですが、星は3つです。
とりあえず2に期待…。