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Disturbing the Peace 元レインボーのボーカリスト、グラハム・ボネットが率いるAlcatrazzのセカンドアルバムです。1985年の作品。グループのファーストでは北欧の天才児イングヴェイ・マルムスティーンを世に送り出しましたが、あくまでもクラシカルなギターインスト志向のマルムスティーンとボネットの相性が良いわけがなく、ほどなくマルムスティーンは独立。急遽、選ばれたのが元フランク・ザッパバンドの変態系ギタリスト、スティーヴ・ヴァイです。この時期、ヴァイは初ソロ「フレクサブル」をリリースした直後で、世間の風が彼に向かって吹き始めたころです。

クラシカルなプレイのマルムスティーンに対して、変態タップ中心のヴァイのプレイとボネットが組むとどんな音楽になるかが興味の中心ですが、結論から言うとマルムスティーン以上に水と油の関係。ヴァイのギターがこれでもかと繰り出す毒気の前に、ボネットが完全に戦意を喪失してしまっているのが手に取るようにわかります。はじめの頃はそれなりに拮抗していた両者の力関係も、アルバム後半では完全にヴァイの世界というか、ザッパワールドに席巻されてしまっています。これでは、バンドとして成立するわけがありません。

今度はヴァイという稀代の変態ギタリストをメジャーな存在するという、ある意味貴重なアルバムに仕上がっていますが、ボネット自身には何も残らない結果に。その後のヴァイの活躍を見ると、固定のボーカルを置かないタイプのプレイヤーであることは明らか。完全な人選ミスなのですが、逆説的に言えば2名のスーパーギタリストを輩出した、彼の上げチンぶりは賞賛されるべきです。ちなみに85年の来日時のライブビデオ「アルカトラス・スーパーライブ」(廃盤)でも、ヴァイの軍門に下ったボネットの惨状を見ることができます。それにしてもライナーを書いた某有名評論家の迷走ぶりはいつも笑えます。でも良心的なリスナーは騙されるわけで、彼の罪はかなり重たいです。

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どれをとっても素晴らしい!
傑作とは、映画とはこういうものを言うのだろう。
万人受けする映画しか見ない人、
TVのドラマしか見ない人、
それで映画とはこういうものかと信じちゃっている人に
言いたい。

本物を知ってほしい!

本物の傑作を知り、映画というものの力と美しさを知ってから、
TVドラマや人気映画を見てほしい。

この3部作は、映画という神様が存在することを、

映画とは、人生そのものだということを静かに語ってくれる。

アクチュール No.26 2011年 11月号 [雑誌] 岡田の写真がいいね。特集ページの写真もいいね。変わったね。
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