
世界の七不思議:指導者たち (LEADERS) 多言語版
Leaders(指導者)カードも、7Wondersの世代カード同様ドラフト(1枚ずつ選択し、残りを隣のプレイヤーに回す)していくのですが、世代カードはドラフトした時点で使う方法を決め、使用した後にカードを回すのです。
しかしLeadersカードは、ドラフトをして4枚を手札として決めた後に各世代の最初に1枚ずつ使用する。これにより、世代カードのどの系統で得点するかを事前に方針を決めないと効果的にはならないのでより、戦略的思考が必要になる。
もちろん、単純に勝利ポイント(VP)になるような(例えばクレオパトラ、コスト4コインで5VP)カードを選択するのも作戦の1つではある。ただ、コストはすべてコインであり、使用すべき時にコインが足りないと、捨てる(3コイン化)か七不思議の建設に回すしかなく、強力なカード(うまく決まればだが)が無駄になりかねない。
今まで、コインが余っても大したVPにはならなかったため、コインの使用用途の追加とコインの価値を高める(高VP化)ミダス王とゲーマーズギルドがその回答という気がする。
そのゲーマーズギルドはミダス王と同じアイコン(つまり同じ効果)にも関わらず、説明書の訳がおかしい。コイン3種類各1個セット(だと10〈1+3+6〉コインで)1VPでは効率が悪すぎ誤訳だと考えられる。
ギルド2枚と都市ボード1枚(ローマ)はリーダーカードを使うことが前提のオプションであり、リーダーカードを使わない通常の7Wondersには使えないが、混ぜて使えるギルド2枚が含まれている。
裏の色で新旧の判別ができてしまう事を他でも言われていたが、7Wonders日本語版とこのLeaders
多国籍版では同じ色で判別される可能性は低いし、ルールの日本語訳がその二つで統一感のある単語が用いられておりルールの間違いも起りにくい。よほどの日本語版コレクターでない限り、Leadersの日本語版を待つ必要はないと思う。

Sid Meier's Civilization: The Board Game
コンポーネントの種類・量が結構あります。
ルールの日本語役はBGGにアップロードされていますし、
カードの英語は高校生レベルの英語力があれば読めると思います。
Civ4をベースに、人口と食料の概念を無くすなど大胆な簡略化をしていますが、
それでもCiv4をプレイしているような、感覚が得られます。
このデザインはなかなか良いのではないでしょうか。
未知の土地を探索し、原住民の村から贈り物を受け取るなど、
序盤のドキドキ感の再現度は特に高いです。
ただ、Civilizationをプレイしたことがない人にゼロから概念を説明したりするのは大変そうですね。
初プレイはCiv経験者3人で遊んでみましたが、4時間かかりました。
Civilization好きなら満足のいくゲームですが、プレイヤーを揃えて時間を確保するのが難点かもしれません。
コレクターなら何も考えずに買って良いと思います。
……売れれば指導者やマップなどの追加キットが出るかも……。

Sid Meier's Civilization(R) V [日本語版] [ダウンロード]
ゲーム内容のレビューですが、これまでほとんどのシリーズをプレイしてきました。
ゲームの仕組みはいつものCivilizationと同じで、過去にプレイした方はすぐに思い出せるのではないでしょうか。
初めての方も自動化できる項目も増えたようなので、やりやすいと思いますよ。
わたしはあまりやり込まないタイプで、一番簡単なモードで数回勝利して満足してしまいます。
その時はもう飽きてしまってるんですが、新しいバージョンが出るとまた不思議とやりたくなります。
そしてプレイすると同じようなゲームシステムなのに、先が気になってたまらなくなって、他になにも手に付かない状態になります。
この感覚こそがいつものCivilizationといった感じで面白いです。
Civilizationは確実にこの中毒性を持っていてくれるので星5つです。

シヴィライゼーション V 価格改定版
(ゲーム概要)
歴史上の有名な人物に成り代わり、経済・科学・外交・軍事政策などを
駆使しながら人口を増やし、国を繁栄させて勝利条件を満たすことが目
的です。勝利条件は複数の中から1つを満たせばかまいません。紀元前
からスタートしますので、古代〜現代までの1つの国の歴史を自分で作
りあげていくという感覚です。
(ゲームの流れ)
'@開拓者というユニットを使い、都市を建設します。
'A建設した都市の周囲の地形を見ながら、都市の方向性を考え、施設を都市
に建設してゆきます。
'B人口が増えてきたら、労働者というユニットを作り、都市の周囲に
農地・鉱山などを建設し、人口増加の手助けや、都市の生産力の向上
、資源の獲得に勤めます。
'Cある程度、都市の人口が増えたら、開拓者を生産し、新しい都市を別の場所に
作り、国家の拡大を進めてゆきます。
この過程の間に、軍事ユニットを生産し軍事力を備えたり、科学技術の開発を
進めいったり、外交・戦争などをこなしてゆくことになります。
(ゲームの特徴)※5に限ったことでなく、このゲームシリーズの特徴ですが・・・・。
・施設・科学技術・軍事ユニットなど、種類がとても豊富です。時代の発展にあわせて
いろいろ作れるようになってゆきます。
・外交の種類も豊富です。戦争外交をしたり、資源外交をしたり、技術の共同開発を
したりと、現実世界の外交を再現しようとしたゲームです。本当に一国の指導者
になった気分でゲームを楽しむことができます。
(過去作品との比較)
・本作は、前作のCiv4と家庭用・携帯ゲーム機用に開発されたレボリューション
を混ぜ合わせ、そこにオリジナル要素を付け加えた感じだと思います。
(まとめ)
・一国の指導者になりきって、国を運営して行くことのおもしろさを存分に楽しむこと
ができます。ただし、Civシリーズ未体験の方は、覚えるべきルールが家庭用ゲーム
と比べると多いので、なれるまである程度の根気が必要です。ただし、なれてさえしま
えばかなりハマります。シュミレーションゲームが好きな方で、未体験の方はぜひ遊ん
で頂きたいゲームです。
(ダウンロード販売について)※評価とは関係ありません。
・他の方がダウンロードの手順をレビューして下さっておりますが、手間が激しくかかります。
光回線ですが、ゲームを始めるまでに6時間程度かかりました。あまつさえ、ダウンロード
の最中に回線が切れ、再接続のボタンを押す必要もありました。ダウンロード中もうまくダ
ウンロードをしているか、確認が必要です。
steamというものにもアカウント登録をしなければいけないのですが1時間まってもアカウント
作成中のまま。しかたがないのでネットで対策を調べ、強制シャットダウンを行い再度パソコン
を立ち上げ直したところ、無事にアカウントが登録されておりました。
アマゾンの販売方法もちょっと不親切だと思いました。はじめにクレジットカードの登録が必
須なのですが、クレジットカードの登録後、次の画面に進むとアマゾンギフト券も使えました。
ギフト券が使えるなら、クレカの登録は必須でなくともいいのではと。
ゲームを始めるまでに長時間の作業を要しますので、気になる方は、パッケージ版のがよいか
もしれません。
(パソコンのスペック)
・CPU Intel Core2(TM)2 6320@1.86GHz
・メモリ 2048MB
・グラボ GeForce7600GT
スペックぎりぎりでしたが、普通に遊べました。ただ、CPU国家を多く登場させると、若干重
くなる(1〜2分程度まつ)ときがあるかなと感じました。

「世界の七不思議」日本語版
7枚のカードから1枚プレイして、残りを別の人に渡す。(ドラフト)
当然自分は反対側から受け取り、1枚プレイしてまた同じ方向へ回す。
運の要素は当然あるが、ドラフトせずにすべて最初から手札とするより運の要素は減る。
これを6回繰り返すのが1世代で、3世代計18枚をプレイした結果で多数の勝利ポイントを取ったものが勝ちとなる。
早い世代では、原材料や製造品を生み出す建造物の建造(場に出す)など、より高い勝利ポイント(VP)のカードを出せるコストを得ることを考えながら進めていく。世代が進むと高VPのカードが増えてゆき、第3世代では原材料や製造品を新たに得ることはできない。
原材料や製造品は1つにつき2コイン支払うことで、両隣より購入して(建造物は残っている)使うことができるので、コインがある限りは原材料や製造品よりもVPの元になる建造物を建てた方が高得点になる。しかし購入し過ぎでコイン不足になったり、自分の七不思議を建てる原材料や製造品が足りなくなるとかなり厳しい。
その見極めが勝利に結びつくのだが、四人ゲームで初心者的に原材料や製造品を出しまくるプレイヤーがいると、その対面だけはその恩恵に預かれず、その両隣より原材料や製造品を自力で出さねばならず、原材料や製造品を控えた二人のトップ争いになってしまう。
商業建造物(黄)は補助的だが、軍事建造物(赤)による交戦勝利、市民建造物(青)、科学建造物(緑)、ギルド(紫)、七不思議、コイン等はそれぞれ多いとVPが稼げる。ただ科学建造物はある程度集めないと効率が悪いので、むしろ集中しやすいのだが中途半端に失敗すると確実に負けることになる。
18枚のプレイはそれぞれ同時解決なので七人ゲームでもサクサク進み、時間短い上に点数要素が煩雑なので最後までトップ争いはわからないゲームになることが多い。