
キル・ビル Vol.1
さんざん映画のDVDを見たからかもしれないが、このサントラ
で映像なしの音楽だけで見るとこれがまたなんとも心地よい。映像
はたしかに、残虐なシーンもあるが、音楽だと心からリラックスで
きる。音楽の方がいいのかも。

Kill Bill: Vol. 1
映画を観にいって、最後のスタッフロールにいきなりド演歌が流れてブッと吹きました・・・。
タランティーノの言い意味での「馬鹿馬鹿しい映画」(褒め言葉)を理解出来る人にはたまらないチョイスの曲ばかり!
ほんとうに、「ちょっと間違ってる日本」を全開披露してくれた彼には脱帽。オタクな愛を感じます。
映画を観終わって、この曲を聴けば聴くほど味わい深いのは何故?
11月現在、携帯の着信音?の人気では、オーレンを演じたルーシー・リューの「ヤッチマイナー!!」がダントツだとか。
だから、欲を言えば、映画のサントラなんだから、思い切ってあの声も入れて欲しかったかも知れない(笑)

キル・ビル Vol.2
キル・ビルVol.1のサントラと一緒に買ってみました。知っている曲があるでもなし、Vol.2を観ていないので、曲を聴いて思い起こされるシーンがあるわけでもありませんが、楽しめました。
「グッドナイト・ムーン」が私のお気に入りです。

「キル・ビルVOL.2」&タランティーノ・ムービーインサイダー (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)
各俳優人の経歴、元ネタ関連映画作品紹介等、全体的に映画パンフレットを濃く深くした感じの作りです。
未見の方に配慮したのか作品本編に突っ込んだネタバレ的要素は少ないです。
映画を観終えて登場人物に思い入れの出来た人には多少物足りないかもしれませんが、GOGO夕張の双子の妹のボツネタ、エル・ドライバーとブライドの対決シーンのボツネタ等、この本でしか読めない未使用脚本も収録されていてファンなら買い!の一冊です。

キル・ビル Vol.1 [DVD]
例えば、マトリックスぐらいのスタイリッシュな映像を見せることをできる力を十分持ちながら、あえてそこまでやらないで、どこかにワザと「外し」の部分を絶妙のタイミングで入れているところが、タランティーノらしさだと思います。(ユマ・サーマンが、なぜかブルースリーの死亡遊戯のトラックスーツきているところだとか、鬼塚タイガー履いていることとか、日本刀を機内に持ち込んでいることとか。。ルーシー・リューの微妙な日本語とか。。チープな東京のセットとか。。)パルプフィクションなどタランティーノの他作品が好きな人は、そうした「外し」の部分に気づいて面白いと思います。
そういうわけで、普通に見たら「やりすぎ」だと思われそうな、腕や足が切り落とされまくるシーンも、監督の「遊び心」でしょう。そう思えないと、かなりスプラッター&グロテスクなだけと感じてしまうかも知れないです。
QT好きな人は好き。嫌いな人は嫌い。という評価の分かれ方がはっきりする映画だと思います。