黒騎士物語外伝(前編)
東部戦線におけるバウアー率いる黒騎士中隊の後退戦を描く。前作に引き続いての黒騎士物語であるが、出版された感覚が非常に大きいため、物語の感覚は少し変わっている。前作がゴリゴリと磨かれていない荒削りなものがあったのに対して、こちらはヤスリがけを入念にほどこされたように洗練されている。当然といえば当然かもしれないが。
怒涛のように押し寄せる敵の津波を前に、後退戦を展開しながらも敵に相応のダメージを与えるというのが、黒騎士物語の醍醐味であり、近作でもそれはしっかりと受け継がれている。
全編にわたり個人的にも好きなパンテル戦車が描かれていたのが良かったと思う。
ゲンブンマガジン (Vol-001)
「ホビー・ジャパン」誌以来の大ファンです。
同人誌ということで薄めの本を予想していたのですが、冒頭の劇画から40ページ以上という予想外のボリューム。
他にも旧日本軍の軍装や第一次大戦など、読み物として非常に濃い内容で堪能させていただきました。
読み終わってあー面白かった、と最終ページを見ると、なんと私の名前入りで直筆のサインまで入っており大感激でした。
次号以降もぜひ注文させていただこうと思います。末永いご活躍をお祈りしております。
黒騎士物語【愛蔵版】
戦争劇画第一人者の小林源文氏の代表作。
第二次世界大戦の東部戦線を舞台に黒騎士中隊の活躍を描いている。
最初に発売してから25年位たっているが今読んでも全く色あせない迫力と感動があります。
バルバロッサ作戦【完全版】
ナチスドイツの対ソビエト侵攻作戦の第一段階作戦であるバルバロッサ作戦を描いた文学です、時間経過・登場人物・兵器は史実に、忠実ですし活字だけでは理解しにくい時間の経過・作戦展開を劇画で判りやすくしている。
これは漫画ではなく、歴史の教科書という感じでとても勉強できます。
人類の歴史から戦争の年表を取り除いたら、殆んど歴史の事柄がなくなってしまいます、それだけ戦争の歴史を知るということは大切です・・。