新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop (1) 贖罪の輪舞 (上) (角川コミックス・エース 315-1)
TVシリーズの構成やOVAシリーズの脚本を担当された隅沢克之氏の手による小説であり、ガンダムW正統なる
続編ということで購入を決心しました。
前作より数十年後の未来、新たな暦MC(マーズセンチュリー)を舞台に、謎の計画『オペレーション・ミュートス』
発動任務を負った、一人のプリベンターの視点から物語は始まります。序盤から良く知る顔も出てくるし、何だか
驚くような事態になっているし、期待感を高める要素は盛り沢山です。
「贖罪の輪舞」と銘打たれた1,2巻は、あるメモリーに記録されたトレーズの過去が物語の中心に置かれ、その
人格形成に関わる重要な出来事が、混沌の時代と共に語られていきます。
このように後になって作品の過去が描かれるケースでは、どうしても「こじつけ」と感じる設定が出てきます。
作中にも気になる点は度々見受けられましたが、これはファンならではの贅沢な不満かもしれません…
反対に、例えば自身の持つトレーズ像と小説中のそのセリフとがかっちりと重なるような、これはまぎれもなく
自分の知っているガンダムWだと、実感できる場面もありました。
まだまだ始まったばかり、この先どう転ぶか心配もありますが、読了後の感想は「先が気になる!!」です。
新シリーズの幕開けとして十分なスタートが切れたのではと、星4つ付けさせていただきました。
G-SELECTION 機動戦士ガンダムMSイグルー DVD-BOX (初回限定生産)
全シリーズを通してガンダムがたった一回の一瞬しか出て来ない事で有名。
戦争と云う巨大な歯車の中で、人生を掛ける一般兵士達の物語。
無論、ガンダム=アムロ・レイや、
赤い彗星=シャア・アズナブルと云った英雄的活躍の出来るニュータイプも出て来ない。
(ニュータイプらしい描写はある。)
逆にそれが、非常にリアリズムを生んでいる。
■第1期・2期はジオン軍主体。
戦いの正道から外れ、落ちこぼれる運命を背負った兵器に携わる者と、
それに人生を掛けて挑む兵士とそして、
それらを抱擁する艦の船乗り達との思惑の違いが描かれている。
苦悩・悲観・執念を題材に描かれているが、全体的にファーストG的な快活さもあり
観ていて気持ちが良い。
■第3期は連邦軍主体。
前2シリーズと比べ、兵士の苦悩・執念・固執がより色濃く描かれている。
故に全体的に快活さは無い。
叉、どう評価してよいか自分には解らない存在も登場する。
全期通して過去全てのガンダムシリーズと一線を駕しているが、
ヒーロー的要素を排除した事によって、逆に戦争と云う複雑に絡み合ったシステムと悲しい空気が、
深いリアリズムとなって訴えかけてくる結果となり、非常に高く評価した。
ファーストに匹敵する名作と思う。
またBGMも素晴らしく、作品世界をより良く引き立てている。
主題歌も昨今多い物語と全く関係ないタイアップ曲とは違い、
この作品の為に書かれた曲であり、作者自身が悲しい歌詞に涙したとも伝わる。
叉、本商品は一話一本で売られた前商品と違い、BOXとなった事でお得感もある。
が、何故DVDだけなのか疑問が残る。
新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop (2) 贖罪の輪舞 (下) (角川コミックス・エース)
TVシリーズの構成やOVAシリーズの脚本を担当された隅沢克之氏の手による小説であり、ガンダムW正統なる
続編ということで購入を決心しました。
前作より数十年後の未来、新たな暦MC(マーズセンチュリー)を舞台に、謎の計画『オペレーション・ミュートス』
発動任務を負った、一人のプリベンターの視点から物語は始まります。序盤から良く知る顔も出てくるし、ヒイロは
冷凍保存されてるし、と期待感を高める要素は盛り沢山です。
「贖罪の輪舞」と銘打たれた1,2巻は、あるメモリーに記録されたトレーズの過去、その人格形成に関わる
重要な出来事が、混沌の時代と共に語られていきます。この巻で明らかとなるヒイロの幼少時代にも注目です。
現在と過去が交互に展開される物語。大半を割く過去の記述には、前作に関わりの深い人物が多数登場します。
中には「こじつけ」と感じる設定も出てきますが、これはファンならではの贅沢な不満かもしれません…
反対に、例えば自身の持つトレーズ像と小説中のそのセリフとがかっちりと重なるような、これはまぎれもなく
自分の知っているガンダムWだと、実感できる場面もありました。
ヒイロの目覚めにより動きを見せ始める現在の物語。新たなガンダム?やパイロットの気配、そして未だ詳細
語られぬ「リリーナの今」などなど、先が気になる展開に星4つ付けさせていただきました。
機動戦士ガンダム戦記
ゲームを途中までプレイして、まあまあの出来だとは思うのですが、フリーミッションで使用可能なモビルスーツの中でオフラインでは使用不可のものがあるのが納得出来ません。まして、余程特殊なモビルスーツだけならともかく、ガンダムやシャア専用機3種までオフラインでは使えないなんて…!僕にとってゲームというものは一人の時間を楽しむ為のものなので、オンラインは興味がないのですよね…。このソフトをプレイする人の全部がオンラインモードで遊ぶのでしょうか?僕は違うと思います。なので非常にオンライン中心の造り手の感覚が不満で納得出来ません。買う前にはそこまでわからないしね…。これならPS2用の同名ソフトの方が面白かったかも…。皆さんはこの造りを満足されてますか?オンラインモードはあってもいいですが、使えるモビルスーツだけは同じにして欲しかったです!特にガンダムとシャア専用機に関しては絶対おかしいと思います。バンダイナムコにはもう一度よく考えて欲しいと思います!
Reply~MAMI AYUKAWA 25th Anniversary Best Album~(DVD付)
彼女の場合、アニソン歌手の恩恵か、パッとしたヒット曲が無い割には(失礼)
これまでたくさんベスト盤がリリースされていますが、今作は25周年記念だけあって
さすがに力の入り方が違います。
DISC-1のアニソン集はリミックスバージョンも収録されており、キングからリリースされた
アニメ関連の音源は網羅されているのではないでしょうか? リマスタで音も良くなっているので、
過去のベストから買い替えてもいいと思います(ボリュームの割には安いですし)。
DISC-2はオリジナル曲の彼女自身のセレクション。ダブらないよう意識したのかは
分かりませんが、これまでのベストにはあまり収録されなかった選曲になっています。
しかし、それゆえ「CANDY GAME」「ハイヌーン・ボディ」など、タイアップ付きのキャッチーな
シングル曲が漏れており、25周年ベストの割には少し寂しい感じもします。
その他、ブックレットも彼女自身のライナーノーツや過去の写真満載で充実の内容です。
DVDは他の方が書いている通りですが、もう少しコンテンツが欲しかったかも。
例えば、数曲でもいいのでライブ映像とか、せっかくの25周年なので彼女自身のメッセージ動画
とか。お美しいのに、TVなどを通じて、あまり映像でお見かけできる方ではないので。。。