
あひるの空(33) (少年マガジンコミックス)
少し値段が高くなっているのは、連載ではなかった話が
1話分多く収録されているからです。
単行本ではよく、
作者のQ&Aや読者が書いた絵を掲載することがあります。
しかし、マンガ自体を楽しみにしている私のような人間にとっては、どうでも良いことです。
今回のように、単行本を買うことで、
さらに読者の楽しみを満たしてくれる取り組みがあるなんて。
私にとって、非常に新鮮でした。
私は、日頃はマガジン派ですが、
このように、単行本ならではの楽しみが増えているので
マガジン派の方も買って満足の一巻だと思います。

あひるの空(31) (講談社コミックス)
毎回文句なく面白い作品ですが、今回も期待を裏切りません。 期待を裏切らないどころか、良いエピソードが盛りだくさんなので、今回は箇条書きで感想を。 ●一周忌 総体が始まるということは、空の母の一周忌ということ。物語の核となる部分にいよいよ突入しました。 「約束はまだ生きてるから」などの大ゴマの台詞も印象的ですが、個人的には、相変わらずバレバレの大袈裟な嘘を吐く空が、「らしく」て印象に残りました。 ●小沢先生と新任教師 達観と未熟の対比。ぐっときます。やっぱり、単純に「頑張れば勝てる」とは言わないあたりが、リアルだなあと思います。 ●「もどかしい」ということ サブキャラ達が浮かべる、なんとも言えない「もどかしい」表情。自分の思い通りに、上手くいかないことを悲観するような表情を、こんなに上手に表現できる少年漫画って、そうそうないと思う。見事です。 ●リスペクトスラダン 今回、スラダンを意識してるなーと感じたシーンがありました。本来だったら叩かれる可能性もあるんでしょうけど、作者本人がスラダン好きを公言しているためか、逆に嬉しく思いました。 ●百春が えらいイケメンです!!そして愛されてる。 キャプテンとして、男として、とにかくかっこいいです。ちょっと少女漫画みたいでした。 ●他校も気になる スポットを当てられる学校が多すぎて追いきれないくらいなのですが、今回注目は菊川だと思います。やっぱりそう簡単には物事が進まないんだよなあ…。切ないです。 次はカス校との試合の続きですね。楽しみです。

あひるの空(32) (少年マガジンコミックス)
最初のセリフなしでの描写。これが32巻で印象に残った場面でした。セリフが無いけど、何が起きて牧野がどう感じてるのか。そのことが伝わってくる描写にかなり引き込まれました。
あとはマグミ。彼は間違いなく人気キャラの一人になりますよね(^-^)プレーでチームを引っ張る姿は、まさにエース。千秋が言っていた、どうにかしてくれるんじゃないかという意味がわかりました。
空にもまだまだのびしろがありそうですし、クズ高はこの先どこまで行けるのか。楽しみです(^^)