
Melissa/Beginning
「メリッサ」はパーフェクトなアルバムです。
キング・ダイヤモンドの癖のあるボーカルは病みつきになります。また、楽曲の進行・展開の妙、シュアーな技巧は、いま聞いても全く古さを感じません。
こういう高レベルなロック(?)と適度なキャッチーさが相まった作品ってなかなかないのよね。

Melissa
METALLICAがカバーアルバム「GARAGE INC.」で取り上げ再評価された(っつっても、もう10年前の話だが)、
北欧ダーク・サイドの開祖、MERCYFUL FATEの83年発表の記念すべき1stフル・アルバム「MELISSA」。
ボーカル、キング・ダイアモンド氏の極悪白黒メイクに独特のファルセット(といえば聞こえはいいが、要は裏声)、
一歩間違えればゲテモノ扱いだが、あの裏声はハマると癖になる。
それ以上に素晴らしいのは、2人のギタリスト。
作曲を担当するハンク・シャーマンの鋭いリフ、マイケル・デナーの泣きのギターソロ。
7.“Melissa”のイントロ部のソロなんて鳥肌モンだよ!!
そして、この2人が奏でるツイン・ギターの美しい事!!
若者よ、北欧あたりのB級メロ・スピとか聴いてないで、こういう古典を聴け!!
2ndも同等の素晴らしさ!聴け!