
年収150万円一家 毎日のこんだて
主婦なので、毎日料理するんですが、この本読むとモチベーション上がります!
楽しみながら料理してるんだなぁと伝わってきて、私もいろいろ作りたくなり、真似したりしてます。
絵柄もかわいいし、また新刊でないかなぁ。

きつねのつき
出版社が「3.11後の世に贈る、切ない感動に満ちた書き下ろし長編」と銘打ち、作者自身は「日本初の保育園送り迎えSF」と韜晦する、大災害後の世界における日常を描いたS(少し)F(不思議)でほのぼのホラーな小説。
生物兵器としてつくられた人工巨人の暴走により壊滅した街。崩壊する巨人の生体組織に街は飲み込まれ、巨人の研究員だった語り手の主人公は妻を失い、そして返してもらう。
彼が取り戻した妻は肉塊になりはてていたが、娘をそのまま宿していてやがて出産した。その後、彼女は引っ越した家の天井と同化してしまい、男と娘と妻の三人の暮らしがはじまった。
「肉の津波」に飲み込まれたはずの街は何故かそのまま存在していて、日常が続いている。彼は娘を子供館で遊ばせ、隣家の騒音に悩まされ、保育園に娘を入れられるかに気をもみ、仕事をし、お花見を楽しみにする。しかし、彼には理解できている。この世界が以前と同じモノではないという事が。何かが喪われてしまったという事が。
街ではヒトではないモノが日常を演ずる如く、少しだけ舞台裏をのぞけばたちまち異形のモノが蠢く世界。主人公は淡々とそんな世界を受け入れる。彼自身も、もはやヒトではない。街の外から「取材」と称してやってきたテレビの下請けの人間に彼は問いかける。「あんたたちには、どんなふうに見えてるんだ。私たち、いや、このあたり一帯は」と。
あの日、以来。世界が、何かが変わってしまったような気がする。それでも、私たちは生きている限りこうして日を過ごし、「とにかく、ここにこうしている。」喪われた何かを愛惜し、まだここにある何ものかを大切にする。これはそうした、未来に開かれた物語。
(蛇足)それにしても、幼児ってのはそんなにセンスオブワンダーなのでしょうか。子供のいない私には理解しようもありませんが。

メイド・ロード・リロード (メディアワークス文庫)
メディアワークス文庫って、一般書とラノベの中間的雰囲気があるように思う
本著では、いつもの生き物キャラが封印されています
かわりに、表紙からもわかるとおりメイドさんが出てきます
でも、彼女の名前は「冥途迷子」、駄洒落かよって感じです
勇者も出てきますが、中身は売れない中年SF小説家(著者がモデル?)
ラノベ的なアイテムが出てきますが、メイドと勇者って食い合わせが悪い感じが・・・
だから、内容は全然ラノベ的ではありません
いつもの独特なSFで、メタな作品でした
ちょっとSF濃度は薄めで、アニメネタが多目です
ちなみに表紙のモデルさんは黒崎真音さん