
ギブソンJ-45永久保存ガイド (晋遊舎ムック)
ギブソンJ-45の60年代ヴィンテージモデルを所有しています。
多分ネームで、誰のファンか判る人もいるでしょう。
あまり馴染みの無い出版社でしたので心配していましたが・・・・
2003年に発売されたエイムック「丸ごと一冊ギブソンJ-45」と揃えて保存したいムックです。
「丸ごと一冊ギブソンJ-45」は、現在中古でも1万円〜1万3千円程度の価格が付いていますので、皆さんなかなか入手できないと言っていますね。
いつか憧れのアーティストの使っているヴィンテージモデルJ-45を所有したい方にも、
購入ガイドになります。地方の方でも、参考になるヴィンテージギターショップリストも掲載されています。
何年も掛けて地道に何十本も試奏した、東京のヴィンテージギターショップの殆どが掲載されていました。こんな資料があればかなり楽だったでしょう。
今回の「永久保存ガイド」は、1942〜1969年迄の歴代J-45ヴィンテージの写真解説に各年1ページ費やしています。
ギター探しも大変だったのでしょう。
特にJ-45は仕様が頻繁に変わります
ミクシィでも撮影依頼年代指定で探していましたので・・・
奥田民雄さんと斉藤和義さん所有のJ-45ギター解説、インタビューにも各8ページ使っています。
ファンにはたまらないでしょう。
「丸ごと一冊ギブソンJ-45」の内容の方が上級者向けですが、
所有してないユーザーには、「永久保存ガイド」もかなりのモノですね。
J-45ヴィンテージの入門書としては最適でしょう。
惜しいのは、各年代の徹底サウンドチェックなどあれば更に評価が上がるのですが・・・・
マニアの方は知っている合板情報はありませんでした。
但し70年以降のモデルは最新のモデル以外取り上げられていませんので、要注意です。
2003年以後の出版された、ヴィンテージJ45に振った本としては最高水準のムックだと思いますね。
もし、「丸ごと一冊ギブソンJ-45」と「ギブソンJ-45永久保存ガイド」が今同時に定価販売されていた状態ですと、
「丸ごと一冊ギブソンJ-45」星5つ「ギブソンJ-45永久保存ガイド」は星3つ位の評価をすると思いますが・・・
現在は1万円以上のプレミアム価格の「丸ごと一冊ギブソンJ-45」ですからしかたないですね。
ギター系ムックは2000〜3000円の価格帯が多いです。
見て保存版の2冊目を購入する方も多いでしょう。
売り切れる前にチェックしてみて下さい。
紀伊国屋書店や大手楽器店にもあります。
2011年7月何故か中古本が3800円からになっています。
プレミアムですかね?
今後は高くなりそうです。

iSong ギターレッスンシリーズ Bob Dylan
オリジナルの音になんとなく忠実なタブ譜がついていて
わかりやすくて音を探す意味では良いのだが
はたして本人が、その位置を弾いているのかは疑問だ。
動画よりもタブ譜の動きを観てゆけば大体の感じがわかってくるのだが
あまり初級の方にはお勧め出来ないと思う。
第一BOB DYLANの奏法自体が癖の塊なんだから・・・

ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集
小説のタイトルとしてはとても気になるもので,書店で新潮4月号の表紙を飾っていた時にも手に取ってみたりした。
「サーチエンジン・システムクラッシュ」の主人公である「町村」と同じ名前の人物が30年以上前に借りた本を返しに行く「返却」は,その設定のシンプルさとはまた違った,幻暈を覚えるような小旅行である。「サーチエンジン〜」でもそうであったように,町村は今回もまた「あったはずの場所」を探して彷徨ってしまうのだが,今回のほうが読後感としては心地よさがあったりした。
また,表題の「ボブディラン〜」においては,2001年9月1日に起きた歌舞伎町ビル火災から11日間の,主人公に訪れた「世界の変容」を描いている。世界の変容については脳内物質における分泌の問題によって起こることがあるが,ここしばらくの社会情勢や天変地異によって実際に起きているとされているようである。それは,1995年に起きた地下鉄サリン事件と阪神淡路大震災の前後であったり,2001年のアメリカ本土へのテロ事件の前後であったり,2011年の東日本大震災の前後であったりするわけですが,そろそろ私たちを取り巻く環境に対して,私たち自身がついていけなくなっていると実感させられることも多いこのごろです。
著者は,いつものエッセイにみられるような軽快な文章と,舞台にのせたときのあの不思議な感じをミックスさせた本書を私たちに示してくれている。これが,2010年代の新しい枠組みであったりルールであったりするような気がしてならないのです。「サーチエンジン〜」を読んでから読むのもよし,本書を読んでから「サーチエンジン〜」を読むもよし。あれから11年たって,一緒に読むことができたのも幸運だったと思うのです。

ボブ・ディラン自伝
人間ボブ・ディランを理解できる書。言い回しなど独特というか翻訳物の仕方なさなのか、癖のある文章がつづく。一番興味深かったのは「OH MERCY」のレコーディングの章である。天才といわれている人物がどのように作品を作っていくのか、その過程を垣間見ることができます。その完成品である「OH MERCY」は今聞いても素晴らしい出来栄えです。
彼の人生の部分部分で構成されているが、早く第二段、第三段を読みたい。

Freewheelin Bob Dylan (Reis)
素人の恋人の写真をジャケットに使う度胸がすごい。ここで写っているスージー・ロトロ
が今どこでなにをしているか知らないが、いつまで経ってもこの写真を見せつけられる
のもかなわん話だと思うが。まあ余計なお世話か。
それはともかく私はこのジャケット好きなのだ。
この冬のニューヨークのピンと空気が張っていそうな雰囲気の中を歩く二人。絵になる。
内容は今更言うことも無い。Dylanの人気を決定付けた傑作だが、同時にDylanに未だに
付きまとうプロテストシンガーとしてのレッテルを貼り付けたアルバム。
冷静に聴けば「Blowin' In The Wind」なんて全然抵抗せずに「答は風に舞ってる」と
淡々と述べているだけなんで全然抵抗という感じしないんですけど。