
民法判例百選1 総則物権 第6版 (別冊ジュリスト No.195)
先行したIIと同じく,装丁・編者・構成は大きく変わりましたが,内容の高度さは変わりません。
登載判例数は同じですが,物理的には薄く,軽くなり,持ち運びが楽になりました。
冒頭に変更判例につき明記されている点にも,読者への優しい心遣いが感じられます。
5版に比べ,42判例もの追加・変更があります。

有斐閣判例六法 平成23年版
メリット
1,二色で条文、判例の区別がつきやすい。(ただし、使いこなしてくると、あまり意味がない)
PILOTのフリクションライトというラインマーカー(黄、緑、オレンジ)を使うと、
この紙質では反対側に写らないので、自分で重要判例などをマーキングするという手法をとると、
無意味なものになることもある。
2,条文と判例の行間はちょうどいい。
3,掲載件数のわりには、かなり軽く携帯に便利。
4,編集委員、編集監修者が自分の好みにあっている。
5,内容のわりにリーズナブルな価格。
6,宅建講師ですが、生徒さんなど初学者にはもってこいと思います。
7,他のレビューを書かれている方で、評価の高い方と同意見の一部分が重複しており、そちらの例をお読み下さい。
デメリット
1,六法の箱が小さすぎる。特に六法本体の角がつぶれる。
2,条文の行間が狭すぎて、また縦の幅も狭く文字が「ぎゅ〜」っていう感じて疲れる。
3,しおり代わりの「ひも」がほしい。
4,私の周囲も以前のA5?サイズのほうがよかったと口をそろえていっている。
5,個人情報保護法が一部、省略されている。昨今、産業職種を問わず重要法令と思うが・・・。
6,三省堂さんに対抗するには、もうちょっと工夫が必要。
個人的な要望としては、上記デメリットの解消及び完全防水カバーを添付してほしい。