
射雕英雄伝―金庸武侠小説集 (1) (徳間文庫)
中華圏で圧倒的な支持を得て映画化もされている娯楽大作です。最近では李亜鵬+周迅主演でドラマ化され日本でも放映されましたが、おそらくその人気を受けて文庫化されたのでしょう。ドラマは原作に相当忠実に作られましたがそれでもこれを読んで初めて訳がわかった所が幾つかあります。
登場人物がクセ者揃いで、悪人は悪人で魅力があるのが作者の特徴かな。肝心の主人公が第1巻の幼少時には「こんなんでええんかい」と言うほど愚鈍に描かれているのはご愛嬌です。

鬼哭街
ストーリーは他の方が述べられているように一切調べずに読むべきですね。
けど敢えて一寸だけストーリーを語るとするならば漢(敢えてこっち)達が織り成す『儚』の物語だと自分は思いました。
特に主役の濤羅とライバルである豪軍、2人の漢が織り成す様々な『儚』に完全にやられた(笑)
好きな世界観であるってのもあるけど自分としては文句無しの満点ですね。
敢えて不満点を挙げるとするとおまけ要素がちょっと寂しい事くらいかな?

飛ぶ教室 (講談社文庫)
小学校の読書感想文を書くときに親から手渡された本がこの本でした。
感想文を書くときだったので、ずいぶんこの話にのめり込んだことを覚えています。
「賢さを伴わない勇気は乱暴であり、勇気を伴わないかしこさはくそにもなりません!」
今でもこの言葉が焼き付いています。
ある事件を中心に人間の弱さ、孤独であるが故の行為、そして友情と様々な人間関係が浮き彫りになってきます。
ぜひ 読んで下さい。一生の宝です。

レイン・オブ・アサシン Blu-ray
比較的現代劇のおおいジョン・ウーが武侠剣劇を監督(ほんとは監修であとから参加)
しかも主演は あのミシェール姉さんだ
アクションは、お釣りがくるほど文句なし
往年の香港映画の勢いが蘇ったかのような素晴らしい出来栄え
アクション>>>物語
設定と勢いだけで押し切る古き良き時代の武侠テイストそのまま
原題 剣雨 のほうが武侠ぽくていいのに・・
ジョン・ウーの娘、アンジュラ・ウーがひっそり出演してぶち殺されたり
バービー・スーが意外とキュートだったり
ミシェール姉さんはお年をめしても美しいと感嘆する映画です
武術界を支配する為の達磨大師ミイラ”争奪戦”、
争奪戦(アクション)がメインで、武術界支配云々の物語は割り箸袋にはいってる爪楊枝程度です
アクションA級 ストーリーB級orC級
香港テイストです