
ビジネススクールでは学べない 取締役の教科書
社長になろうとまでは思わなくても、取締役(役員)ならなってみたいしなれそうな気がする…大くのサラリーマンはこういう気持ちではないかと思います。実際、自分でも何となくそんな気がしています。
しかし、そんななんちゃって役員こそが会社を潰す!と本書には書かれています。名前だけ取締役で、会社に何のメリットも与えていない人。心当たりはありませんか?
自分は、「取締役になるぞ!」という積極的な姿勢でこの本を読んだのではないのですが、ヒラの管理職の段階で読んでおいて良かったと思います。当たり前の話しですが、employeeとemployerはまったく違うものなのですから。そこが理解できていないと、「ババを引かされた」と感じてしまうのでしょう。
経営者とは、必ずしも代表取締役のみを指す言葉ではありません。そういう意味で、No.2のスペシャリストを目指す人には他の経営者向けの本より有用なところが多いと感じました。何が何でも(経営の)トップを目指す!というメンタリティではない自分には役立ちそうなので、★5つです。

法人税申告書の書き方がわかる本
紹介で、「類書の欠点を補った、初めての人でも最後まで読めて・使える実務書」と
あるように、初心者でも読み進められます。
今まで、細部の具体的な計算方法等について書かれた本は読んでいたのですが、
じゃあ、実際、別表四と五がどのような関係なのかといった点については
よく分かっていませんでした。
この本では、まず大枠を1章、2章で説明したのち、じゃあ、その別表を記入していくための知識として、
計算がどのようになされるのかが説明してあり、
理解しやすいです。
初心者にとっては、まさにこういう本が欲しかった、といえるものです。

社長! 会社を継がせたいならココまでやっておかなくちゃ!
事業承継やM&Aの本は、コンサルタントや税理士、会計士の書いた本ばかりで、実務書と言えば実務書なのだが、経営者にとっては実務的でない。
その点、本書は小山社長ご自身の経験を元に、ウラのウラというか、リアルで踏み込んだ生々しいのがよい。
私もそろそろ事業承継を考えねば。。同族否定論者も多いが、同族でなければ難しいこともある。いつ逝ってもいいように承継計画を練ろう。

株主総会 (幻冬舎文庫)
株主総会の法律の抜け穴をつき、
社長を降ろして自分が社長になってしまうという物語。
その後、元社長VS自分の様々な闘争はなかなかのもの。
ホリエモンが出てきた当時、
会社とは何か、株主とは何かとかが問われ、
法の抜け穴をつくやり方とかが問題になったけど、
そういうことが実態として、
容易に起こりえることを教えてくれる。
そんなに長くないので、
ある意味、ずしっとはこないかる〜い感じなんだけど、
その反面、読みやすい本ではある。