
本人vol.11
・巻頭のさんまさん(以下敬称略)のインタビューが素晴らしいです。
笑いを追求したプロフェッショナルの語る言葉は一つ一つ説得力があります。
・記憶に残った箇所 (→以降は私の感想)
−以前、笑っていいとも でさんまとタモリが雑談だけを15分間やる
コーナーがあったが、今から振り返ってもいいともの中では
あれが一番面白かった。「雑談を芸にできたら一流や」
→全くその通りだと思います。
雑談=フリートークが面白くない二流芸人が多いことが
現在のバラエティーの低迷に繋がっていることが一流芸人からも
確認ができました。そしてさんまは続けて
−バラエティーはつまらなくなった。
いっそ、午後2時までは全部”砂嵐”にしろ!
(フジだけが12時からいいともで「踏ん張っている」、と。)
→朝からやっているワイドショーの類は全て面白くないと。
ココも100%同意です。
あんな番組群は全部無くなれば良いのです。
−紳助と中居がやったように和室で3〜4時間ただ話すだけの
番組の方が今、一番新しいのではないか?
面白いのではないか!
→その通り!
−さんま軍団(寛平、ジミー、しょうじ、Mr.オクレ)でやった
焼き肉パーティーの一コマ。
「今日は焼き肉パーティーや」とご飯だけを炊いて
肉は段ボールの切れ端にカルビとか書いて、食事して
盛り上がった。「ああ、人生こっちでええ」と。
「生きてるだけでまるもうけや」
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※補足
・本書に載っている、中村うさぎ 他は目も通していません。
時間の無駄では済まない大事なもの を失いそうなので。
★4という評価はあくまで”巻頭のさんまのインタビュー”のみで
付けました。
・インタビューは面白かったですし、共感するところが多々ありましたが
一点見解が異なるところがありました。
さんまさんは「自分自身が司会した24時間テレビは面白かった。
それ以外のものは全然面白く無いが。」と自画自賛しておられましたが
私には面白くありませんでした。
24時間TVというパッケージそのものの本質的敗北というくらいに認識
しています。24時間TV=全て面白くない。
24時間TVを支持している方はどの程度おられるのでしょうか?
視聴率の数字や知人・友人の意見を総合するとあまり支持率は高くないと思われますが。
電波の独占=既得権益の上にあぐらをかく者はもう少し賢くあって欲しいと思います。

やさしいからだ 3 (ビームコミックス)
「優しい体」と「優しいからだ(理由)」とダブルミーニングな漫画の最終巻です。
脇役が主人公、脇役が主人公と続く漫画も最終巻、ストーリーがわかりづらいものの裏を返せば読み応えのあるストーリーなわけです。
絵はとてもきれいです。期待の新人さんなので将来性も含めて一読してみてはいかがでしょうか?