
嘉門達夫 ゴールデン☆ベスト-オール・シングルス+爆笑セレクション1983~1989-
タイトルにある通り1983年から1989年、コロムビアレコードに
所属していた頃のシングル集。
しかもA面だけではなくB面まで収録した、まさに「完全版」です。
これまでCD化されなかった
「アタシはばってら」(アルバム収録とは違うバージョン)、
「あったらコワイセレナーデ」、「アホが見るブタのケツ2」
(後にベストに入ったのとは違うバージョン)
さらにアルバム未収録の「ウシ」、
「小市民2」のシングルバージョン、「AWAN AWAN!!」
そして幻のデビュー曲「寿限夢No.1」とそのB面
「真冬のロンリービーチ」も収録されています。
こう書くとマニア向けのアイテムのようですが
どの楽曲も、非常に凝って作れてる上に
若い頃の勢いがあり、大胆かつ繊細な楽曲が楽しめます。
今の嘉門達夫には正直大胆さも、繊細さも感じされないので
この頃の気持ちをもう一度思い出して欲しいなぁと切に思いますね。
ライナーノーツも嘉門ファンの方が書いていらしてるようで
読み物としても楽しめます。ファン必需品の1枚です。
ただ、ファーストアルバムからの収録曲は
「業界人間ベム」じゃなくて「トキメキのオバンチュール」
にして欲しかったなぁ。

相撲の歴史 (講談社学術文庫)
本書は自ら学生相撲に深く関わった1960年生まれの日本法制史研究者が、1994年刊行の最初の著書に増補修正を加え、2010年に刊行した社会史としての相撲通史であり、第一に相撲は本来格闘一般を指す言葉であり、各地に多様な形態が存在したこと、第二に相撲は水神祭祀や服属儀礼と結びつき、さらにそれらが朝廷行事としての相撲節に継承されることによって、初めて統一された様式を獲得したこと、第三に相撲節は全国からの相撲人調達システムを形成し、特定の相撲の家を創出し、寺社の祭礼に相撲人を供給する役割を果たしたこと、第四に中世には相撲は脱神事化し、また勧進興行を通じて、自らとるものから京相撲のような専門的相撲人によって演じられる芸能として見物するものに重点を移していったこと、第五に17世紀に土俵や株仲間が成立し、諸藩抱えの力士が興行にも出場し始める中で、徐々に三都四季勧進相撲(大相撲)の体制が整っていったこと、第六に18世紀のそうした体制の中で、素人興行は禁止され、専門力士は部屋単位で養成され、相撲年寄の寄合たる会所が成立すること、第七に同時期に相撲節以来の「正統な故実」を武器に、吉田司家が相撲興行を支配下に置くようになり、その「故実」は大相撲を権威づけ、地方相撲を系列化すると同時に、えたへの差別にもつながったこと、第八に明治初期に危機を迎えた相撲は、後期には国粋的風潮に乗って復活し、国技館の建設後日本の国技と見なされるようになること、第九に現在のアマチュア相撲はもともとこうした大相撲の外部から誕生したスポーツであり、国際化の面でも進んでいること、第十にこうした歴史を踏まえつつ、著者は相撲を4層の重なりあいから定義し(319〜320頁)、それが文化装置をまとった格闘競技であることを強調した上で、今後の課題を整理していること等が、本書の内容である。

30th ANNIVERSARY HIT SINGLE COLLECTION37
現在私は10代で、アルフィーファンです。
私は、「Brave Love~Galaxy Express 999」頃からのファンですが、アルフィーの凄さを認識させられる作品です。
シングル37作を聴いていくと、高見沢さんが一人で全部作ったとは思えないほどのバラエティーに富んでいます。
昔よりも、桜井さんの声はよくなっているのは私の気のせいなのでしょうか・・・?
今回新録しなおした曲は、ライブバンドアルフィーというものが現れていると思います。
Last Stageなんて、今年の夏のイベントを思い出させられました。
アルフィー入門編としてもいいと思いますよ、これは。