経済のことよくわからないまま社会人になってしまった人へ
モノの売り買いから始まる経済。「確かにモノの売買はじまるケド・・・・イマイチ経済ってよくわからない」って方オススメです。
僕自身も経済ニュースや新聞記事がチンプンカンプンの一人でした。でもこれを読んで経済が大変よくわかりました。
4月から始まる池上さんの「学べるニュース」も楽しみにしてるんです。
<ドクター田平の株よりローリスク! 1万円からできる>外貨で3000万円儲ける法
とてもよい本である。
外為の説明にとどまらず、とても実践的な本である。
実践法の基礎について学べる。
ただ、外為についての系統だった説明がないため、
『外国為替投資自動売買超入門』で体系的な理解をし、
『イチからわかる外国為替オンライン取引』で外為の恐ろしさを学び、
より深く外為を学んでいくとよいと思う。
企業年金再生―老齢大国を襲う危機の構図と生き残りの方策
企業年金に潜む諸問題がタブーなく丁寧に解説されており、若干難解なテーマではあるが良く纏まっていて読みやすい。公的年金依存からの脱却は海外主要国が取り組んでいいるテーマで、公的年金への依存が過度な日本は企業年金等の私的年金の拡充策を避けられないとの理解が深まった。その他で印象深かったのは、「確定拠出型の受給者が安易に利回りの低い元本確保型運用商品を選んでいる現実(そうした運用がどういう結果を招くか理解していない現実)」、「その運営企業は投資教育に後ろ向きで、取引会社系列の投資商品を受給者に提供する場合さえあるお寒い状況」、「従来型の確定給付年金では、短期的な運用成果にとらわれ真の長期的運用が出来ていない構造的問題」など。著者が力説する「共助による企業年金再生」には全面的に賛成したい(が、その道は相当険しいのかも、、、)。これから超高齢化社会を迎えるわが国では、加入者や年金受給者のみならず国民全員(企業や組合、業者なども含む)、学校教育の段階から適切な年金教育を体系的に導入する必要がありそうだ。今年読んだ経済書のなかでは、一番切迫感があり、読み応えのあった一冊!