
おかえり 天音画集 (GAIART-COLLECTION 03) (GAIART‐COLLECTION)
人は生まれたときは光いっぱい放ち、世界に光をみてやってきます。
大人になっていくうちに、いろんな社会の観念や常識でそんな光を見失ってしまうもの…
ひとは、光を思い出す旅をしにきました。 著者天音氏の地球にやってきたばかりの赤ん坊のような、愛溢れる宇宙人のようなまなざしで描かれたまばゆい光の世界。。
一枚一枚めくっていくと…また、もう一度あの光の世界に「ただいま」「おかえり」 と素直に孵っていけるような そんなあたたかな画集になっています

孤島の発見 沖縄・宮古島 原初の力を浴びにゆく
キャプションに導かれてページをめくる。めくるたびに、はっとするような光景が目の前に現れる。空、水、木、砂、土、雲、草、そんな当たりまえのものしか写っていないのに、旅をしいているようにどきどきする。巧みなレイアウトでリズミカルに視線が運動する。見終わって本を閉じたとき、言葉が少し多かったように感じた。だが、もう一度本を開くと、言葉は消えて写真だけが語りかけてきた。

フェアアイル・ニッティング――シェットランドからの贈りもの
大ぶりな図版はほかのどの編み物本よりも見やすく(もちろん初心者本をのぞきますが)、パターンを見ているだけでもわくわくしてきます。個人的には淡い寒色系の作品にぐっと心を引き寄せられました。ため息がでるほど繊細でやさしい色合い。どれもシェットランドの自然からインスピレーションを得ているようですが、どれも多彩で独創的です。
シェットランドのセーターは、前後の身頃をはぐ編み方ではないので、基本的な伝統の編み方がしっかりと掲載されているのもポイント高いですね。
著者の編み物へのこだわりと愛情が伝わってきました。この冬にあわせるとなると…そろそろ編み始めないとまずいかも。