
あなたの苦手な彼女について (ちくま新書)
タイトルの「あなたの苦手な彼女」とは、自立した現代女性のことだが、本書の焦点は、現代の若い男女において「結婚」の意味がはっきりしなくなったという問題にある。著者は、日本の歴史を古代にまで遡り、「結婚」とは「家を作ること」であったこと、フェミニズムの主張するように、過去の歴史はすべて「男社会」であったことを認める。第1章が冗長なのが傷だが、第2、3章の歴史的説明は示唆に富む。キャリアウーマンの先駆けだった清少納言が専業主婦を罵倒したこと(p162)、遊女、芸者、娼婦、「正妻」の違い(153)、持統天皇ら女性天皇の正当化が古事記の神話に見られること(260)など、結婚に女性が求めるものは一様ではなかった。そして、豊かになった現代では、経済的に自立した女性が結婚に求めるものは、一緒にいて楽しいというエンターテインメント性しか残らないと、著者は診断する(223)。自分の人生を自分で作るという「個的なあり方」が可能な現代女性は、「個的なあり方」を犠牲にしてまで、楽しくない結婚をする必要はない。このような女性を、著者は、バックラッシュ派のように「わがまま」と道徳的に非難したりはしない。結婚して「家を作る」ことが、重苦しい圧迫にならないようにするには、結婚する男女が、男女どちらかの姓を選択する現民法の規定に加えて、「新しい第三の姓を創造する」という選択肢を作れと著者は提言する。結婚にエンターテインメント性を求める現代人には、「家」の新しい意味づけが必要だからである。

ヴィーナス11(イレブン) 彼女がサッカーを嫌いな理由(ワケ) [DVD]
2007年のドイツ映画祭にて鑑賞。
ベタな話で、恐らく万人受けするほのぼのとしたコメディ作品。
楽しく鑑賞した記憶があり、DVDの発売を心待ちにしていました。
ただ、難を言えば、サッカーのシーンがイマイチ(笑)
フィンランド作品の「FCヴィーナス」が元の作品ですが、
リメイク作品だけあって、テンポが断然良くなっており、
鑑賞するなら、この作品の方をお勧めします。

彼女の嫌いな彼女 (集英社文庫)
この本を読むのは今回で2回目。そして、テレビドラマでも観たことがある。ストーリーの展開が速く、とても面白いので、どんどん読めてしまう本だと思う。冴木に振り回された女性2人が最後にはわかりあえたところは、本当にいい話だなと思う。そして、それぞれの新たな道を出発してゆく彼女たちはとても爽やかで、颯爽としている。私も、彼女達のように、強くありたいと感じた。

君がいない
結構アップテンポで何気なく切なさを感じさせる曲です。
一応93年のドラマの主題歌になっております。
しかし・・突然の悲劇が・・・。
5月28日に突然の哀しいニュースを聴いて正直ショックでした・・・。
坂井さんは永遠の歌姫です!!私はZARDは子供の頃からずっと好きで、いつもいつも聴いてました。皆さんにも少しでも多く、坂井さんの軌跡が伝わればと思います。
心からご冥福お祈りいたします・・・。