
武士の家計簿(初回限定生産2枚組) [Blu-ray]
なんか、もうそろそろ勘弁してほしいな・・・。
この内容とパッケージイメージの落差はなんだろね・・・。
コミカル感とコメディ感を感じさせるこのパケと予告からもっとコミカルな作品だと思ってたのに、なんだろねこのシリアス感。
知ってたらそのつもりで見てたのに、お口がコミカルになってたから受け付けない。
なんだろ、森田監督の作品はあわないんだろうか、僕は。
椿も間宮も僕的にビミョ〜だったしな・・。
役者の皆さんのお芝居は素晴らしかったです。

愛と平成の色男 [VHS]
平成元年を舞台にした石田純一演じるプレイボーイの恋愛模様を軽いタッチで描いた森田監督による作品。公開当時は評判はよくなかったが、今から見るとリアルバブルへGO!でその時代性が楽しめる。どうも往年の日活映画スタイルを平成バブルで再現してみたようなノリで妙に演劇っぽいクサい台詞の応酬もそのようなところから来ているようだ。意外と見かけとは裏腹に気楽に楽しめる作品となっている。共演する女優陣も豪華。一番の見所はディスコのシーンでの石田純一のあまりにもリズム感のないへたくそなダンス(笑)。この人スポーツ万能って絶対嘘だ。

武士の家計簿(初回限定生産2枚組) [DVD]
原作は、発売されてすぐに読みました。
幕末の武士の暮らしぶりを知りたかったんです。明治維新の偉業は繰り返しドラマ化されていますが、普通の人々にとって、ご維新はどのようなものであったのか、興味ありました。
この作品は、その原作を”元”に作られています。今で言う経理部門にあたるでしょうか、その親子三代を描きます。
彼らの生き様を見ていて、企業に勤めるサラリーマンと非常に似通っていたことを感じます。
日本人の働き方の原点がそこにあるようです。
そして、刀のかわりに算盤をお家芸として黙々とこなしてゆく侍の姿に気持ちが入り込む部分があります。
一般的、普通の人の暮らしぶりを再現するという地味なテーマですが、それを飽きさせずに見せてくれるのはスタッフ、キャストの力量でしょう。
胸温まる良い映画でした。

失楽園 [DVD]
多くの人に見てもらえていること、何度も見た人がいること、この事実だけでも、優れた作品である証ではないでしょうか?
「おまえら勝手だー」「うらやましすぎー」と心の中で叫びながら見ることができる、娯楽作品です。

衣裳術
映画の衣裳を作っている人をあなたは意識したことがありますか?
トップスタイリスト、衣裳デザイナーとして数々の衣裳を手掛けてきた北村道子さん。
一番新しいものだと「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」の衣裳を手がけたのが北村さんです。他にも「メゾン・ド・ヒミコ」や「アカルイミライ」など二十本以上を手掛けています。
この本の前半は北村さんによる衣裳の写真が収録されており、作品集を見るような感覚で彼女の手掛けてきた映画衣裳がたどれます。写真は高柳悟氏によるもので、つい見入ってしまうような美しさ。
浅野忠信、オダギリジョー、伊勢谷友介、松田龍平を始めとするそうそうたる面子が登場します。
役者達が身にまとっているのはあくまで衣裳であり、ときに奇抜であったりするのだけれども、着せられている感が一切ないな、と思いました。
特に私は岡元夕紀子さんの着物姿にうっとりとしました。
写真だけでもかなり満足でしたが、後半のロングインタビューが何しろ濃いです。彼女の服に対する思い、衣裳術はもちろんのこと、生き方や思考に触れられます。
北村道子の肩書きはスタイリスト、衣裳デザイナーだけれども、北村道子という人自身は、同時にクリエイターであり、アーティストであると感じました。
北村さんの世界が詰まった上品で豪華な本です。
今まで北村道子さんの存在を知らなかった人にも楽しんでいただける内容です。