
デウスエクス【CEROレーティング「Z」】
まずはじめに、人を選ぶゲームです。
サイバーパンクな世界観が好きで、事細かな設定に対する興味やエリア探索の面白さを理解できる人、今度は敵をどう倒そうか考えるのが好きな人、未来系の銃器(実弾が基本)が好きな人にはお勧めです。
しかし、エリア探索やお使いが好きではない、戦闘はガンガン敵をやっつけて無双するのが好き(体を強化出来るので、適切な強化をすればある程度出来ます)、チマチマ調べたり作業したりするのが苦手な人はストレスを感じる可能性があります。
個人的には、銃などを持ち替えた時のアクション(セーフティの外し方、リロードの仕方、銃の変形の仕方)が凝っていて好みでしたし、サイバーな能力で敵をやっつけたりする近接攻撃も良い動きで爽快で好きです。主人公もカッコいいと思います。あとは探索をしていてこんな潜入ルートがあったのかとか、このサイバー能力を強化するとこんなこともできそうだ・・・など驚き、考えながらプレイするのもとてもおもしろいです。
ただ、かなり少しですが、敵がおかしな行動したりします(人が浮いてたり)それとカバーアクションなどのアクションがリアルなので何となく古臭いイメージがする事もありますが、自分はそれがカッコイイ!と思えるので問題ありませんでした。
買って損をしないためにも、いくつか公式でプレイPVがありますのでそこで映像を見て、カッコいいと思ったら、買いです。

デウスエクス 完全日本語版
このゲームは国連の対テロ組織「UNATCO」のエージェントとなって闘う潜入系のFPSです。このゲームの最もユニークなところはなんといっても「NANO-AUGMENTATION」と、経験値によるスキルアップでしょう。「NANO-AUGMENTATION」とは、あるアイテムを使うことにより、主人公に特殊な能力を与えるものです。この能力は、移動の際の足音の大きさをおさえるものや、体力を自動的に回復してくれるもの、壁を通して敵が見えるようになるものなどいろいろです。また、一つのアイテムで追加できる能力は二つあり、そのどちらかを選べます。自分のプレイスタイルにあったものを付加できるというわけです。スキルアップシステムはその名のとおりのものです。任務を達成するとスキルポイントがあたえられ、それを使って自分の戦闘!能力をアップさせていきます。スキルもいろんなものがあり、どれを上げるかによって有効な戦術がかわってきます。
また、武器やアイテムも非常に豊富で、潜入経路も複数あり、ストーリーもあきさせないなかなかいいものだと思います。グラフィックもまあまあだと思います。潜入の緊張とおもしろさが充分に楽しめる作品だと思います。潜入系が好きな方にはぜひプレイしてもらいたいゲームです。

デウスエクス【CEROレーティング「Z」】
・ストーリー面
世界観に関しては、やや現代とも被る程度の近未来を舞台として、
オーグメントという言わばサイボーグ化技術を巡って物語が展開していきます。
攻殻機動隊のような世界観で義体に着目したストーリーと言えば分かる人がいるでしょうか。
その中身が非常に精緻に作られており、ただストーリーを黙々と進めるだけでは分からない事柄がよくあります。
しかしフィールド各所に配されたEBOOKやEメールといった資料を漁れば問題なく理解出来るようになっています。
(中には明らかに雰囲気しか分からない専門用語もありますが……)
逆に言うと、そういった探索行動が苦手な方にとっては内容が薄く感じられるかもしれません。
実際、ジャンル的にはFPSなので面倒に思う方は多いかも?
それでもストーリーも楽しみたいという方は道中にあるPCくらいはハッキングすることをお勧めします。
ハッキング行為自体、割と多くの経験値が貰えるので一石二鳥ですし。
メインストーリーは基本的に一本道ですが選択肢によって状況や結果は変わります。
モノによってはサブミッションなどがメインに影響するものもあるので、私は一週目は色々と失敗してしまいました。
まあセーブがいつでも出来るためロードに抵抗がない人は問題ないと思いますが。
・戦闘システム面
初めに知っておくべきことは、このゲームがステルスを主眼に置いているということでしょうか。
ボス戦以外のどの場面においても銃(非殺傷武器も含む)は極力撃たないに越したことはありません。
また侵入経路の豊富さ、オーグメントの種類を見ても分かる通り敵との交戦を避けることに特化していますので、
主人公の脆さや所持可能アイテムの量などを考えても正面突破は最後の手段だなと思いました。
特に主人公の脆さは他のFPSに比べても脆弱に過ぎ、回復も目に見えて遅く体力の上限も増えません。
防御力を上げるオーグメントもありますが敵とまともに交戦するとなると焼け石に水です。
それよりも有用なオーグメントが多数あるのでそちらを先に習得・強化した方が無難でしょう。
・総評
非常に良質なゲームだと思います。
世界観・キャラクター・システムetc、どれも高水準でまとまっていますね。
ですが不満点を挙げるとすればやはり撃ち合いの否定でしょうか。
武器の種類は豊富なのですが如何せん正面切っての撃ち合いがし辛い仕様になっており、
折角の武器が死んでしまっていました(個人的にはスナイパーライフルの使い所が……)
まあそれを除いても良作であり、ステルスアクションが好きな方は是非買ってプレイしていただきたい一品です。

デウス×マキナ 3 (電撃コミックス)
一巻を手にとって以来、買い続けている。
漸く転機と言うか、此の手の西部劇に必要不可欠な要素インディオ関連の話がやってきた。
其の他にも主人公に纏わる話、組織に纏わる話が大挙して押し寄せてくる非常に読み応えのある巻。
1〜3巻までであれば2000円も出せば揃うので、気になる方は此の機に買ってみては如何だろうか。
絵も安定していて、不安要素が無いが、唯一不安なのは私が面白いと思う本は大抵打ち切りになってしまう事くらいだ。

Deus Ex: Human Revolution(輸入版)
日本語版が発売2日前に発売延期されてしまったので、思い切って輸入版を購入しました。
正直、高校レベルの英語の理解力では、このゲームの難しいストーリーはさっぱり分かりませんでした。
さらにこのゲームには交渉というシステムがあり、交渉の結果によってストーリー進行が変わったりするので、言葉が分からないというのは致命的でした(自分は、ほぼ勘で進めました)。
以上のことから、☆ひとつ減らしました。
しかし、他は満足です。たとえば世界観ですが、すごく練りに練って作りこまれている感じがプレイしていて、ひしひしと伝わってきました。攻略中に見える景色に、つい見とれてしまうことも多くありました。
そして、このゲームの特徴のひとつである主人公の強化システムがとても良く、強化項目もそれなりに多いので、プレイヤーの個性が出てきます。さらにプレイヤーの強化次第では、ステージの攻略方法も変わります。
たとえば、腕力強化をして重い物を動かせるようにすれば、重い障害物の後ろに隠れてあった扉を使えるようになり、別のルートが使えるようになります。このように、プレイヤー次第でステージの攻略方法も増えるわけです。
戦闘面ではカバーアクションが使えますが、序盤はカバーアクションが若干使いにくく感じました。ただ、すぐ慣れたので慣れれば問題ではないでしょう。
あと、自分は難易度ノーマルで初回プレイしましたが、ノーマルでも割とすぐ死にます。主人公はいわゆる超人ではありますが、銃を片手に敵の群れに突っ込んで敵をなぎ倒すなんてことは、絶対に無理です。
カバーアクションやスキルを駆使し、その時々によって武器を変えるなどして、丁寧に戦わないとすぐに死んでしまいます。そのためFPSが苦手な方は難易度イージーを強くオススメします。
といっても、このゲームはMGSシリーズのようにステルスアクションの要素もあるので、まったく敵と戦わずに攻略することも可能です。まぁさすがにボスとの戦闘は避けられませんが。
自分の総評としてはとても面白かったし、主人公のアクションもとてもかっこよかったので、日本語版の発売が待てない方は思い切って購入してみてはいかがでしょうか。