
THE KING 序章~アユタヤの若き英雄~/~アユタヤの勝利と栄光~ [DVD]
お金をかけているだけあってエキストラ、小道具まで高いクオリティですが、話の筋にこれは必要なのかと思うことも
あります。主人公は武術を会得していくのですが、その過程がほとんど描かれていないが達人の域になるなど、中身において
取捨選択が間違いがあるのではと思うところもあります。まぁ描ききれないところがたくさんある気がします。
あと、タイ周辺の王国名などはあまりなじみがないので、登場人物がよくわからなくなることがあります。
○○○○○国王となったり○○○○○王国の○○○○○王となったりと、王国名や国王名が長いのでちょっと注意が必要です。
あと、なぜ星3個にしたかは、三部作の1と2で終わってるので消化不良だからです。これから面白くなるんだろうなと思うところで
2が終わるからです。ただ会戦シーンなど見どころも多いので是非3を見たいです。お金かけてますから、最近の戦国時代などの
会戦シーンよりかは上ですよ。これを見ると近年の中国だけでなくタイも映画に相当気合いが入ってます。
時代は日本で言う戦国時代で時代考証が微妙だと思うのですが、山田長政が出てきます。で、ポルトガルが傭兵として出てきます。
これを見て地理的要因など考えたら豊臣秀吉のバテレン追放令は妥当だったんだと思います。まぁ、日本人も傭兵として出てきますし。
山田長政死亡後、日本人町が焼き討ちにあって衰亡することを考えれば外国人勢力が力を持つことを時の権力者は警戒するのは同じなのだな
と思いました。

王国への道―山田長政 (新潮文庫)
山田長政およびペトロ岐部についての情報が欲しくて、手にとってみた。
その限りにおいては、史実性よりも物語性を重視している本書は、ちょっと求めているものと違ったと言える(もっとも、山田長政についての資料は極めて少ないらしいが)。
だが、そのストーリーの面白さにぐいぐい引き込まれ、一気に読んでしまった。
地上の権力を求め、アユタヤで成り上がっていく山田長政と、苦労してヨーロッパに渡りながら、天上の王国を求めるべく迫害の待つ日本に戻ろうとするペトロ岐部の対比が、鮮やかに決まっている。
本書で描かれるのは、分量的には圧倒的に山田長政についてだ。
しかし、敬虔なるキリスト教徒である遠藤氏としては、山田長政という人物を通じてペトロ岐部の人物像を浮かび上がらせるのが本意だったのではないだろうか。
とはいえ、山田長政の人物描写も非常に魅力的であり、一大歴史絵巻として十分楽しめる。
何度も版を重ねているのがよくわかる名作だ。

音の世界遺産<ワールド・ミュージック・ライブラリー>スーパー・ダイジェスト
癒し系音楽、元祖を聴きたいならコレでしょう!
聴いているうちに、音楽は古代から人の日常や精神部分に関わってきたということが感じられます。
ダイジェストだけに33曲も入っているので、自分の好きな楽器や声楽を見つけるのに良い1枚だと思います。