戦国武将ぴあ ゆかりの地と城をめぐる旅 (ぴあMOOK)
ここにあるところは、新潟と上田しかいってませんが、それでも今度はあそこにいきたいなと思います。家紋、歴史、湯けりの地などがたくさん書かれています。特に良いのが正子公也の鮮やかなイラストです。
紹介されている武将:真田幸村 長宗我部元親
伊達政宗 毛利元就(イラストなし、おじいちゃんのイメージからか?)
上杉謙信 大谷吉継
直江兼続and前田慶次 竹中半兵衛
武田信玄 前田利家
上杉景勝 島津義弘(イメージなし)
石田三成 明智光秀
黒田官兵衛(ノーイメージ)徳川家康(狸は描けぬか?)
ただし歴史参考書とはお進め出来ません、やはり旅の友ですね。
志ん朝復活-色は匂へと散りぬるを ぬ「高田馬場」「甲府い」
「高田馬場」…戦後の闇市での露天商の巧みな弁舌商法、現代の実演販売などを入れて笑わせながらも、素人芸を忌み嫌う志ん朝の心意気がうかがえる枕。がまの油売りの口上をつらつらつらっと演じてみせる場面では、語り口に思わずCDデッキの前で拍手をしてしまう見事さ。
野次馬根性丸出しの江戸っ子達のやりとりでは、そのちゃらんぽらんさに大爆笑。「おい、じょうだんじゃあねえよ~」と登場人物とともに叫んでしまうような、落ち。高田馬場、志ん朝最高!と唸る一席。
「甲府い」…人情噺得意の志ん朝真骨頂。他の噺家さんが演っているのを何度か見たが、どちらかというと、「良い人しか出てこない」退屈な演目だった。しかし、志ん朝が演じると、その「良い人たち」の、なんと可愛げのあることか。その可愛げが、この噺を素直に、昔話的に「めでたしめでたし、よかったな」と思わせるものに仕上げている。
2つの噺あわせて、志ん朝の魅力を存分に味わえる1枚。
メランコリー(初回生産限定盤)(DVD付)
ロックファンの中には、ヴィジュアル系バンドや90年代Jポップを「ダサいと」感じるような人が、わりと多くはないだろうか。正直なところ、(優れた音楽が多いことを分かっているつもりだが)自分にも、そういう感覚があることを否定できない。しかし、最近の若手バンドは、それらの影響源をはばかることなく公言し、自らの音楽に反映させている…らしい。9mmとか典型例、なのかな?
そして、Qwaiは間違いなく、その典型とも言える現代のギターロックバンド。ざらついた感触のギターの音色、ダイナミックなドラム、エモーショナルなヴォーカル、しかしメロディはまさに90年代Jポップ! まるでZARDが下北沢のライブハウスでエレキギターをかき鳴らしながら歌っているようなそのサウンドは、しかし、歌謡曲過ぎず、シリアスなロック過ぎず、きわめて絶妙なキャッチーさを持っている。そしてそれは、間違いなく、カッコイイ。
初期アジカンとか、バックホーンとか、ロストインタイムなんかが好きな方なら、迷わず聴いてみる価値はあるのではないだろうか。また、メランコリックで親しみやすいメロディは、一般のJポップリスナーにも受け入れられるはず。彼らの独特な立ち位置が、今後どのような方向に進んでいくか、興味深く見守っていきたい。