活きる 特別版 [DVD]
これまで数多くのチャン・イーモウ監督の作品を見てきたが、この作品はこれまでと違い、歴史的な大作となっている。しかしそれでもイーモウ作品らしいのは、それを市井の一市民を主人公にしているところにある。一市民が中国の大きな歴史の流れに飲み込まれながらも、たくましく生き抜いていくさまに感動させられます。コン・リーは母親役として美しいだけではない、母性を感じさせる新境地をひらいてます。家族の絆、やさしさが感じられる作品です。本当に名作です。
裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
今の日本に、こんな凄くて若くてがんばってる人がいるなんて、びっくりした。
何かを始めて、やりとげるのに、条件とか年齢とかマニュアルなんて関係ないんだって思い知らされる。
いろんな意味で、自分次第で、アグレッシブ。
しかも、若くてデキル人にありがちな、やたら一番を目指したりする勘違い傲慢さがないのもいい。
一日いちにち、生きる事を意識して、大事に過ごしたいと思わされる、すっごい前向きな力をくれる本。
超実践身体能力が劇的に変わる!バスケ筋
タイトルがバスケ筋なので、筋トレメニュー本のように見えますが
本書の最大の価値は「正しい筋肉の使い方」を丁寧に解説している
ところだと思います。
(勿論、トレーニング部分も秀逸です)
まだ買ったばかりなのに
「誰でも簡単にボールを遠くに飛ばせる!誰でもすぐに足が速くなる!」
は誇張ではなく、本当だと思いました。
実際、本書の通りに体の使い方を直したら
スリーポイントラインから更に3m後ろからでも
ジャンプシュートが決まるようになりました。(自分が一番ビックリです)
走り方も少し直しただけで、格段に早くなりました。
今までいかに無理に無駄な力を入れてプレイしていたかを痛感します。
正しく筋肉を使うと体も疲れないし、長時間続けても節々が痛くなりません。
ブランク10年以上の30代の人間でも変わったんですから、
若い学生ならば尚更のことだと思います。
全国のバスケプレイヤーに一度は読んで頂きたい、良書です。
活きる 特別版 [DVD]
長い長い時代の流れを背景に描いた作品ですが、この映画の白眉はやはり、文革時代。主人公の娘が病院で出産するごく短いエピソードですが、紅衛兵によってベテランの産婦人科医が全て追放されており、難しい出産に立ち会った赤いリボンを付けた子供のような医者たちは右往左往するばかり。白いタイルとコントラストを描く鮮血の赤が、狂気の時代の恐怖感を否応なく伝えます。原作を読んだことがある人によれば、映画全体のストーリーはまるでダイジェスト版のようで長編小説の魅力を伝えていないそうですが、個人的にこの映画が素晴しいと思ったのは、そうした個々の時代の重い空気を、いかにもチャン・イーモウらしく、絵から感覚として伝えることに成功していると感じられた点です。それにしてもこの時代の当時は、日本でも、前衛を気取る文化人(映画評論家もいました)が紅衛兵や毛沢東を賛美していたわけですが、そういう人たちの反省はいったい、どうなっているんでしょうか。
生きる [DVD]
本当の"死"が目前に迫った時、人間はどのような生き様をするのか、そして自分の人生をどのように振り返るのか。
このような理解することが非常に難しい事柄を名匠クロサワが完全に映像化している。
1954年度作品という半世紀以上も前の作品なのだが、どの世代でも普遍的な"死"というものを題材にしているため全く色褪せない。
主人公は30年間無欠勤が目前に迫った市役所職員(志村喬)である。この人物は特にこれという目標も計画も持たず毎日怠惰な生活を送っていたのだが、突然胃がんに蝕まれ"死"が目前に迫っていることを知る。
そのことで今まで歩んできた自分の人生を真剣に振り返るのだが、その人生は全く自分の納得できるものではなかった。残された時間はあと少し。その中で自分の本当の"生"の形を残そうと一つの目標に向かって奔走していくのだが・・・。
"生"の本当の素晴らしさが実感でき、"生"についてここまで考えさせられる作品は他にないだろう。