E04 地球の歩き方 ヨルダン/シリア/レバノン 2007~2008
シリアに行く予定があったので、購入しました。
正直言って、ダマスカスは近年発展しているので、この本には書いていないお店も沢山ありました。
特に、ラマダン中に滞在することになったら、庶民的なレストランは休業しています。
近年の「地球の歩き方」には、スーク(市場)の詳細も掲載されているので、この2007年版では古いかもしれません。
ハリール・ジブラーンの詩 (角川文庫)
広い世界と、宇宙と、大いなる存在と繋がっているんだと改めて感じさせてくれる詩集。
「結婚について」は、結婚生活の道しるべになってくれるような詩。
ちょっと難しい詩も、訳者の解説・感想が理解を助けてくれる。
解説では、美智子皇后と訳者とのエピソードが書かれていて、これもまた素敵。
文庫版は本の大きさに対して、文字が大きく行間が空きすぎていて気になってしまった。
プリズナーズ・イン・パラダイス
91年発表の5th。俺は個人的にジョン・ノーラムがいた頃のEUROPEが大好きで、ポップになった前作の「OUT OF THIS WORLD」はあまり好きにはなれなかったけど、このアルバムは結構好きです!前作よりハードになり、初期の頃のような叙情的なメロディはないけど逆にその頃にはない爽快さがあります。ギターのキー・マルセロはジョン・ノーラムと比べると評価が低いみたいけど、ゲイリー・ムーアとリッチー・ブラックモア直伝って感じのジョンとはギタースタイルが違うし、比べるのはどうかと思う。なかなかイイですよ、キー・マルセロのギターは。ちなみにこのアルバム、オリジナルは12曲で13、14はボーナストラック扱いで、国内盤と輸入盤では曲が違います。そして、この国内盤はデジタルリマスターされています。
ロック・ザ・ナイト~ヴェリー・ベスト・オブ・ヨーロッパ
このアルバムを買ってから、あっという間に7ヶ月もの月日が過ぎているのに、毎日聴いても今だに飽きない。
このアルバムを買う事になったきっかけは、2005年1月に行われたヨーロッパのLIVEである。
Start From The Dark Tourのチケットがとれたのはいいけど、昔の曲で知っているのは「The Final Countdown」だけ。今から5枚ものアルバム(ニューアルバムを含めば6枚)を、聴きこなさなければいけないの?と、戸惑っていたら、ここにあったよ最適なアルバムが。
LIVEまでは、他のアーティストの曲は一切聴かないで、このアルバム&ニューアルバムを聴き続けた。おかげで、LIVEで知らない曲が流れることはなかった。でも結局、LIVEが終わった今でも毎日聴いている。それくらい、すべての楽曲が素晴らしい。
しかも、2枚組でこんなに曲数が多いのにこの価格。あまりの安さに、自分の目を疑ってしまったほど。ヨーロッパのファンじゃない人にも、「これを買って損はなし、絶対に。」と、声を大にしてオススメしたい1枚。
キャラメル [DVD]
2007年8月にレバノンで上映された後、瞬く間に見るものを魅了し、様々な言語に訳され、40を超える国々で愛された。現在、最も有名なレバノン映画と言って過言ではない。これが、脚本、監督、主演を務めたナディーン・ラバキーが製作した初映画というのだから驚きだ。学生時代に大学のプロジェクトで製作し、高く評価されたというショートフィルムから10年以上も映画製作から遠ざかっていたラバキー。その才能が、埋もれることなく、こういった形で花開いたのは、映画界の幸運だと思う。
物語の舞台は、レバノンはベイルート。エステも行うビューティサロン(死語かもしれないが、この表現がよく似合う)を介して友情を暖めてきた5人の年代の違う女性たちの、キャラメルのように甘苦い生き方は、時に優しくコミカルに、時に哀しくメランコリーに紡がれ、ひとつの美しい物語に仕上がっている。
道ならぬ恋に苦しむ美貌のラヤル、婚約者や家族に自分の処女喪失が露見することを恐れる結婚間近のムスリム女性ナシリヌ、碧の黒髪を持つ美人女性客に心惹かれるリマ、老いのサインを拒絶する売れない女優ジャマル、姉の介護のために人生を犠牲にしてきた初老の自分に舞い降りた初恋に戸惑うローズ。物語の合間合間に出てくるキャラメル脱毛ワックス痛みに身震いしながら、登場人物全ての幸せを応援したくなる。
全ての女性にお勧めの一本だ。