
超戦士の闘奏(メロディ)
漏れのない、当時としては大方の曲が収録されている有り難い一枚。
当時はロイヤルハントというハードロックバンドが武藤、蝶野の入場曲を手掛け、蝶野のクラッシュなどは、もはやお馴染みの名曲入りです。このバンド自身の特長でもある劇的な旋律のメロディーがレスラーの入場曲にここまでハマるとは。。ボーナストラック2曲で彼ら自身の曲も楽しむことができます。
もはや新日を去った健介や大谷のお馴染み曲、変わらず新日を支える天山や中西の曲、また、現役を退いても坂口、木戸の不巧の名曲は色褪せることがありません。人によっては通常のライガーの入場曲を入れて欲しかった人もいるようですがスーパーライガーの曲もカッコイイです。穴の少ない安定した曲揃えでテンションを上げるには欠かせないアルバムとなるでしょう。

山登りはじめました2 いくぞ!屋久島編
いつ出るのかと、ずっーと待ってました!
第1弾ですっかりはまってしまいましたが、今回も裏切ることはありませんでした。
山に登りたくても行けないとき、気軽に読んでるとすっかり行った気分にさせてくれます。
わたくし男性ですが、山ガールと一緒に楽しいひと時を過ごすことができまました(笑)
鈴木ともこさん(著者)は実際に体験して書いてるので(多分…)、内容も当然リアルで結構共感することができます。
それと時々でるちょっとしたギャグ!?・・・悔しいですが(?)つい笑ってしまいます。
山登りについての情報量も案外多く「なるほどな〜!」って思わせてくれることも度々・・・だからといって疲れない。
まれに、これでもか!ってくらい情報をいれるコミックエッセイがありますが途中で疲れるんですよね〜
本格的な登山シーズン入る前に是非皆さんにも読んでもらいたいと思います。
読み終わったあと今すぐ山に行きたくなりますよ!(笑)

山登りはじめました めざせ!富士山編
絵がかわいいし、くせがないので、とても読みやすいです。
素直で、たのしそうな作者の人柄がわかります。
山登りはほんとに楽しいです。
たくさんの人に読んでもらいたいです。
女性の友達にプレゼントしました。
富士山も、立山も、彼女はチャレンジしています。
その内容は、たんなるガイドブックの領域を超えています。
明るく、たのしく生きよう、それに山登りはぴったりだ、という意見に共感します。
いい本をありがとう!

プリンセス トヨトミ DVDプレミアム・エディション [DVD]
原作は読みました。制作発表時から気になっていたのは、鳥居と旭の性別が逆転していること。たしかに、天然ドジっ子の綾瀬はるかによる鳥居は可愛かったし、お好み焼きを食べ続ける可愛い女子の鳥居に癒されたの事実。岡田将生の旭もかっこよかったし、クールな感じも似合ってました。
ただ、大阪を守る男達や、女の子になりたい中学生大輔の設定からして、実は、性別というのはこの物語の重要なポイントでもあるので、途中から、話の流れは大きく変わっています。また、原作の最後に交わされる女性の旭と大輔の会話が、『大阪を守ってきた大阪国の人々、そしてこれからも守り続けられるだろう大阪国』を表現するものだけに、それがなかったのは残念でした。
まぁ確かに、豊臣家の生き残りプリンセスがいて、彼女を守る『大阪国』の設定という、その突飛かつ大スケールで驚かしておいて、それはあくまで遊び心のようなもので、この大ぼら話、能天気コメディーの落としどころを親子の絆にもってゆく。守るものがある大切さ、伝えていくという大切さ。そして、なにより家族の絆。ミクロなレベルの信頼と愛。という根本的なところは変えてありません(変えようがないか...)けどね。ストーリー知っていても感動もありますし。(笑)
ミステリとしても心憎い伏線が仕掛けてあり、ミスリードのさせかたも見事。微妙な違和感を感じさせながらも、堤真一と岡田将生のおかしな表情のやりとりで原作未読の方は思わず騙されてしまうかもしれません。
本作で人々が守るもの、それ自体に実は大した価値はないのですよ。プリンセスにせよ地下通路にせよ、それは象徴にすぎません。それを旗印に、人々が大切に思ってきたものこそが本当に価値あるものだということなんですね。その意味で、おバカコメディにベクトルが振り切れることなくリアルさをもたらした、“鬼の松平”の堤真一と“大阪国総理大臣”真田幸一役の中井貴一は的を射たキャスティングでした。
鈴木雅之監督はTV出身で、万城目学のデヴュー作「鹿男あおによし」も撮っています。その関係で、本作では玉木宏が「たこ焼き屋」のひょうきんなお兄ちゃん役でカメオ出演しています。
この監督、シーンの繋ぎやコミカルで不思議な間とかが持ち味で、万城目作品にはピッタリの監督かもしれません。新作「偉大なるしゅららぼん」もどこか「鹿男あおによし」的な作品なので、鈴木監督で映画化して欲しいですね。