「オトギヤアリスの『ジェムのはらわた』第6回」後半西岡兄妹モバイル

神の子供

残酷さや猟奇さ、刺激・衝撃をお求めの方には物足りないかも。

私は大越孝太郎先生や丸尾末広先生が好きなので、そういった先生方の作品と比べて刺激を求めて読むとたいしたことないなぁと。

死体の絵もあり、子供の純粋な悪意のない殺意なんかはありますが、
もともとの絵柄がかわいらしい・淡々としたものなので、絵からの恐怖・刺激も私はありませんでした。

しかし、その絵やストーリーの持つ独特な世界観は感心する部分もあり好きです。

心地よい残酷さがありました。

はまる人ははまると思います。

この世の終りへの旅

タイトルの通り長編ですが、一度読み始めると最後まで一気に読んでしまうぐらいの力があります。西岡作品をもっていてこの本をもっていない方ならとにかくお勧めです！！

死んでしまったぼくの見た夢

西岡兄妹著の特徴的な作風が醸しだす、空虚な世界。

濃密な湿度なのに、不快に乾く世界が詩的に迫ります。

特にその世界を深める、のっぺりとした絵柄。

作者が表現するこの「死」の世界に、
ある意味での美意識が感じられます。

死を超えた絶望。
考えてもあがいても、
出口のない、空虚の連鎖。

美的な死を感じたいと望むと同時に、
それに反して死にたくないと思いました。

「オトギヤアリスの『ジェムのはらわた』第6回」後半

tokyo borderless tvにて放送中、「オトギヤアリスの『ジェムのはらわた』」第６回後半 2010年9月24日放送。「ジェム的読書のススメその２」今回は漫画・イラスト編♪ 西岡兄妹さん、丸尾末広さんなどについて、語ってますよ！笑。引き続き、秋の夜長にジェムがオススメいたします☆ ■フラワード★ジェム公式ブログameblo.jp ■TBTV（トーキョーボーダレスTV） www.tokyoborderless.tv