ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略
世界のラグジュアリー・ブランドグループで最大の
LVMHグループの戦略と、ファミリー経営からスタート
したルイ・ヴィトンの絶対的品質へのこだわり。
価格に関しては、意図的に上げることはなく、あくまで
通貨の調整程度であり、適正価格が維持されているという。
また、店舗出店に関しては、限定されたチャネルしかない
点で、流通量が抑えられている。
広告は、「売る」目的ではなく、メディアに取り上げられる
ための目的で行うなど、徹底的にブランドを守り、育てている
姿勢がうかがえる。
読まなければ知らなかった事が非常に多く、
4P+ブランドで分解されている点も面白いオススメの1冊。
<この本を読もうと思った経緯>
世界のトップブランドのこだわりを知り、ヒントを得るため
<この本を読んで私が実践すること>
限定的なものを作る
適正価格の調査を行う
マーク・ジェイコブス&ルイ・ヴィトン ~モード界の革命児~ [DVD]
そもそも、マークはメジャーでないのにそんな彼に目をつけて
LVのデザイナーにしちゃうなんて、超老舗LVって粋だわ。
LVとMJのコレクション時期の社内のあたふたさが、個人的に
好きな場面。
忙しさの中でしか生まれない「火事場のくそ力」で、
ショーって成り立ってるよね。
だから、素敵なんだろうな。。
そして、マークジェイコブス本部で働きたい!と思う。
これを、中高生の時にみてたら・・
「こんな職場で働くために今ためになることする」と
思い生きるな。
単純だけど。
グローバル・マインド 超一流の思考原理―日本人はなぜ正解のない問題に弱いのか
先日、あるセミナーで藤井氏の講演を拝聴し、感銘を受けました。
氏の輝かしい、学歴、キャリアを拝見し、「さぞや、キャリア、上昇志向の強い
肉食系で貪欲な方なんだろうな」と勝手に思っていましたが、
本書を読んでそんな浅薄な考えは捨てました。
そういう打算や計算では、氏のような輝かしいキャリアを築き、成果を
出して、世界レベルで活躍することは無理。打算をはるかに超えた熱い
思想、夢、地頭のよさ、度胸、運・・さまざまなものが求められる。
氏の経歴にあるように、ニューヨークという、世界経済の中心に住んで
活躍したい、プロとして世界レベルで自己実現をしたい、という初心情熱
に突き動かされ、マッキンゼー、ウォール街、ハイテク企業、
世界的なブランドコングロマリットそして電気自動車インフラ企業経営と、
出会いとチャンスを存分にものにして、夢をかなえてきた男の才能と情熱
の物語は、とりわけ、今後のビジネスにおけるキャリアプランや人生の
哲学を求める読者には、深い感銘と気づきを与えてくれます。
そんな氏のまなざしは、海外のグローバルスタンダードや、中国、韓国
などの、日本以外のアジア諸国の急速な台頭と、逆に、日本の島国根性の
残滓によるところの、凋落傾向を憂える日本と日本人、政治家、教育改革
に向けられていきます。
論理的なものの考え方、世界標準な思考、行動、そして世界共通プラット
ホームである、英語とMBAと米国教育で学び自国へ帰国した後も
グローバル規模でインターフェイスをとっていく、地球規模の人的関係。
自信の信念に基づき、驚嘆すべきレベルでビジネス世界の深遠を駆け抜けて
きた著者の話は何をさておいても、傾聴にあたいします。特に、世界的経済
危機と日本的な政治的転換のある今日は、未来の日本人と日本のあり方を
考える上で参考になること、この上ありません。
世界の中心に、怖がらずにチャレンジして、全力をつくし、周囲や横並び
意識に迎合することなく、信念と努力により成果を出し、
そのエッセンスを自分の糧とする氏の生き方は、最近の本の中でも、生き方
指南書として、特にお薦めの一冊です。
ブランド帝国LVMHを創った男 ベルナール・アルノー、語る
LVに入社したので、この本を読み始めました。服飾だけでディオール、ロエベ、フェンディ、ラクロアなどを傘下にしているLV大帝国。これを築き上げた男がいかなる人物か、またLVがどこへ向かおうとしているのか、読み解けると思います。アルノーはマスコミには出てこないらいしので、ざっくり語ってるこの本は非常に貴重だと思います。