
少女自転車解放区 (WANIMAGAZINE COMICS)
自分が知っている自転車好きな漫画家やイラストレーターは
かなり網羅していました(大友克洋がいないのが残念)
イラストは大半が描きおろしで鬼頭莫広の漫画まで付いてくる
贅沢な内容です、自転車という描くのが難しい題材ですが
寄稿者が愛車を描いているので力作が多いです
自転車に興味が無い人にはピンと来ないかもしれませんが
皆さんすごい自転車に乗ってます
タイトルに偽りなく少女がたくさんでHなイラストもあって
買って良かったです

灰羽連盟 〈期間限定生産〉 [DVD]
後半の主人公レキは相反する2つの気持ちで揺らいでいます。
ラッカを祝福する気持ちと嫉妬する気持ちと。
私も周囲の人に同じような相反する気持ちを抱くことが多くあります。
そんな自分自身を後ろめたく感じ、ダメな人間なのだと落ち込みます。
当時灰羽を見て、
まるで自分が全てを知ったラッカに受け入れられている思いがしました。
もう地上波で灰羽をみてから10年近く経ちました。
最近では日常に追われ、相反する気持ちに慣れ、後ろめたさなど意識しません。
人のことを考えない行動をとったり、辛くあったたりすることもあります。
それに気付いた時は灰羽と自分の罪を思い出して、
いつかラッカのように人を受け入れる立場になりたいと思うのです。
伏線が回収されていないという批評も見かけますが、
回収しないことで死の謎性(こんな言葉はありませんが)を印象付けています。
私はそれを逆にリアルに感じました。
回収されなくて良かったという稀な作品ではないでしょうか。

灰羽連盟 COG.3 [VHS]
灰羽連盟13話の内、5話~7話を収録。一種のパラダイス的世界と思われたグリの町も、話が進むにつれ、全ての灰羽がそうではないことを知る事に・・主人公ラッカの心情の変化が美しい背景の中でより観る者の心の琴線を振るわせる、ストーリー全体のなかでも大きな転回点でもあり、安倍吉俊ファンでなくても引き込まれていく力を持った作品です。

灰羽連盟 COG.2〈初回限定版〉 [DVD]
さて、名前も付いたし羽も生えたし、という事で、ラッカの不思議な日常が始まる。過去と未来、東洋と西洋が入り混じる、壁に囲まれ閉鎖されたグリの街で、働く場所をみつける為に他の灰羽達の職場見学を始めるのだが…
灰羽は、繭から生まれ羽が生えて光輪を載せてて、という以外、普通の人となんら変わらない。けど、その存在自体が謎。グリの街の人々も、至って普通の人々だし普通に生活している。けど、灰羽の為に有るという、グリという街のありかたは謎。灰羽連盟やトーガも。そんな普通と謎が入り混じる、さりとて大事件が発生するわけでもないラッカの日常が淡々と進む物語が面白いのも、謎といえば謎ですね。

灰羽連盟 TV-BOX [DVD]
「灰羽は突然生まれて、突然になくなる、、そんな私たちに何の意味があるの」このセリフがこの作品のストーリーを示しています。しかしこの作品で本当に描かれているのは、登場人物一人一人の関わり(関係性)です。日常生活の場面で、各キャラの会話・振る舞い・独白によりキャラ同士の関係がきちんと描かれているので、何気ないシーンでも思わず「ハッとする」様なことが何度もありました。繰り替え沁みるとそのたびに新しい発見があり、静かに心にしみこんでくる様な作品です。もちろん事件は起こるのですが、それよりもこの日常生活の描写が、この作品の真の目的ではないかと思えるくらいです。ちょうど、庄野潤三の作品を読んでいるような気になりました。音楽もシンプルかつ印象的ですばらしい。(サントラ買ってしまいました)「感動したっ!」はありませんが、日常生活による心のゴミをとってくれる名作です。