
山田太郎ものがたり [DVD]
原作のマンガは読まずにテレビのドラマを観ました。物語の設定のさまざまな点が、まったくもって現実離れしていて、最初のうちは「あり得ない」と思いながら観ていましたが、いつの間にか、毎週観てしまいました。「世の中、金で幸せは買えない」と言葉で言えても、実際にそのように割り切ることの出来る人はほとんどいないだろう。(私にも無理。)でも、この物語は、まさに、その言葉を描ききっている。それを受け入れられるのは、「あくまでもテレビの話」と割り切って観ているからだろう。でも、そういう虚構という壁を乗りこえて、観ている人間に何か「あたたかいもの」が伝わってくる。弟妹たちの「あんちゃん!」という呼びかけに、まったく作為がなく、きっと撮影の裏側でも二宮さんと弟妹たちは深い信頼関係を築いた上で演技に臨んでいるのだろうなあ、と思う。「太郎の家族(特に弟妹たち)に対する思いやり」、「弟妹たちの太郎に対する思いやり」がとても良いバランスで映し出されて、観ていて不自然さを感じさせない。櫻井さんの演じる御村は、一匹狼的で、どこか斜に構え、年齢のわりに冷めた高校生だが、いつの間にか太郎のペースにはまり、人と人の繋がりの大切さを実感して行くようになる。彼の、普段は抑圧されている「茶目っ気」と言うか「いたずら心」から起こす言動が、事態を引っかき回す原因になるのも見物。それと、最初は太郎に対して持った好奇心が、友情に変わり、いつの間にか、彼が太郎にだけ、喜怒哀楽(それは一人っ子で、ませた子供であったがゆえに感じる彼の寂しさ、太郎の毎日に対する羨ましいと思う気持ち)を見せるようになり、太郎を客観的に見つめ、太郎が迷うときには最大の理解者となってい行く変化も見物。彼、御村の、「お前に会えて本当に良かった」とかいう、エアーギター・コンテスト直前の言葉がちょっとわざとらしかったけれど(二宮さんと櫻井さんではこなしてきたドラマや映画の本数が違いすぎて、比較するのは酷か?)、でも、あれはあれで説得力があった。太郎の、「あんちゃんがアメリカに行かないのはみんなと一緒に居たいからだよ、(お前たちの)せいじゃない」という言葉、「それじゃあ、おうちに帰ってハンバーグ食べようか」と言って幼い弟妹の手を握る演技は、彼の本当の性格が現れているのではないかと思わせるほど自然だった。(お寺の境内を出るときに福引券をくれた「師匠」(柴田さん)に、子供たちが「ありがとう」と一言いってくれていたらもっと良かったが。)
とにかく、家族って良いなあ、友達って良いなあ、と実感させられました。(でも、あくまでも、真剣に観るものではなく、楽しむものです。)

魔王 [DVD]
このDVDを買ったのは随分前のことですが、我慢できなくなったので今更ながら書かせてもらいます。m(_ _)m
私はこのドラマを見るまで正直あまり大野智という人間に興味が無かったのです。
なので特に注目もせずなんとなくこのドラマを見たんです;;
そうしたら、大野くんの演技の上手いこと!
もう本当に一瞬でのめり込んでしまい、一気に大野智のファンになりました。(*'-')
そして、どうしてももう一度このドラマを見てみたい!と思い、DVDまで買いました。私はまだ学生なのでお年玉で。
本当に買って良かったと思います!( '∀`)特典の内容も未公開のものが沢山あり、大満足でしたし。(*'д`*)
最近大野ファンになって買うか迷っている方がいましたら是非買ってみて下さい。新しい大野智の魅力が見られると思うので<(_ _)>。。。

リリイ・シュシュのすべて 通常版 [DVD]
二度と見たくない映画です。
なぜならば、初めに見たときの衝撃があまりにも深く、消えないからです。
つまり、1度みたらなぜかしら2回みるのが恐ろしくなるのです。
この映画を高く評価した方からの感想からもありますが、この映画を見た後は何かしら自分の中に
得体のしれない何かが残ります。やるせなさや人間の本質とかよくわからないものが残ります。
実際に、私はこの映画を見た後3日間は、映画の1シーンがフラッシュバックしてきました。
とにかく、しっかりと自分の記憶の中に残る作品でした。
内容がリアルで(特にいじめのシーン)見ていて不快感や気持ち悪くなったりもしますが、
なぜか顔をそむけたくなってでも見たくなってしまいます。
映像も手ぶれとか曇った感じ?の映像なので少し映像によってしまいそうにもなります。
テレビドラマの「未成年」「聖者の行進」などで知られている野島伸司作品が好きな方には
この作品はかなり衝撃的で一度は見てみる価値ありな映画だと思います。

Otome continue Vol.2
黒執事は知っていたし、テレビで視聴したこともあったけれどイマヒトツ魅力が掴みきれていなかった。
でも今回の特集で、この作品の持ついくつかの要素からかもし出される魅力が判った気がする。
ただ、もっと関係者のコメント・インタビューが読みたいと思った。
更なる特集の機会があれば、もっとボリュームのある特集を期待したい。
コラムも2冊目にして、特色が出てきて良い!
相撲コラムの「横綱審議委員会インディーズ」もコラムの題材の着眼点が良い。
この時勢だからこその、大相撲支援コラムを期待したい。
あと「相方語り」のコーナーはずっと続けて欲しい。
この雑誌を買い続ける気持ちにさせてくれるから。

リリイ・シュシュのすべて [VHS]
タイトルのこの一言は不良グループに援助交際を強いられる少女がつぶやくコトバである。
若さとは何だろう?はかなさ、傷つきやすさ、キレやすさ?
若さとは変化しやすさである。周りのあらゆるものに影響されて、影響されて、影響されて。心の中の変化はさておき、周りの人から見た変化は一瞬であり、人はそれを「キレる」と呼ぶ。
若さとは危うい。切ない。強い。弱い。
この映画で岩井俊二監督は、あまりにも現実的な、現実よりもリアルな世界を生みだした。若さが認知できる現実はリリィの切ない歌声だけ・・・